表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

4話


いつもの夢、変わらぬ光景

それが怖くて恐ろしくて見て見ぬふりを続けていた

何度も何度も繰り返す夢は記憶だった筈


二人を抱えて座り込む俺

そんな目の前に人の形を模した者が俺に何か言っている


『……は…なさ…』


聞き取れない…ただ何か言っているのは分かる


『それでも……は…』


視界はゆっくりと白に飲み込まれて…


ー山中ー


バッと勢いよく起き上がる

変わらず目覚めが悪い事だ、でも少し頭が冴えている…


見ていた夢がゆっくり変わっている


俺は何故かと考えながらテントから顔を出し外を見る、今日も昨日と変わらず雨が降り続けている


(はぁ…めんどくさい…緊急でしかも強制…嫌な話だ…)


そう思いながら昨日の事を思い出す


ーギルドー


「いきなりで悪いがお前さんには別で動いてもらう」


大男ことギルドマスター、ザークが俺に言う


「こんな俺にですか…」


「こんなじゃねぇよここじゃお前が一番強いはずだろう、なのに常駐依頼サブクエストばかり受けやがって…」


「もう2年前の話です…今は何もないただの弱冒険者ですよ…」


「そうかよ…まぁいい、お前に頼みたいのは魔物の大群に襲われる前にとある人の救出だ」


「はぁ…誰の救出ですか?」


俺は名前を聞いて嫌な顔をした


「そんな顔するな、これは緊急だ拒否権はねぇ今すぐにと言いたいが…準備があるだろう、準備が出来次第行動してもらう今から向かえば明日の昼には合流出来る筈だ」


「はぁ…やりたくない…」


「そう言うな、相手と何があったかは聞かん…まぁそれほど嫌がるならさっさと終わらせる事だ、合流地点として山の中腹にある一本の大樹が目印だもし何かあれば向こうは魔法を空に打つからそれを見て探してくれ」


反論したくても出来ないのが現実

仕方なく俺はギルドを後に部屋へ戻ると準備をし直ぐに向かったのだった


ー山中ー


(絶対これ嫌がらせだろうなぁ…にしても…)


ここまでくるのに道中魔物に出会う事がなかった

でも懸念がある…魔物は兎も角、普通の動物達の気配がない…足跡や痕跡もだ、ここら辺にはそれなりにいる筈だが…


「今は考えてもしょうがない…さっさと見つけて連れて帰ろ…」


テントを片し干し肉を加え山中を歩き出す

しばらく歩けば合流地点だ、とりあえずは何事もなく…


ドーーーン!


空に火球ファイアーボールの爆発が起こる


「!?」


急ぎ魔法が放たれた場所へと走り出す

多分これがギルドマスターが話していた事だろう

近づくにつれて金属同士のぶつかり合いに怒号、獣のような唸り声が耳に入ってきたのだった

遅くなりました。

相変わらず短い文ですが申し訳ないです

しばらく更新が出来ないのでストックしながら一月に一回出せたらと思います

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ