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ほんとうにね…
カツンカツンと心地よい靴の音を鳴らせ職場へと向かう。
坂を下り、信号を渡り、細道に入って、本屋の角で曲がり、駅に着き定期でPiとして、満員電車にのり、2駅で降りて乗り換えて1駅で降り、太陽の昇る方向へ行き、キャバクラ風喫茶ピュアンピュアンに着く。
「…いつもながら酷い店名ね」
キャバクラ風喫茶ピュアンピュアン、名前こそアレだけど…接客レベルは高級レストランをマネてるけど、なるべくなので1つできればokな気軽さ、出される料理は普通なんだけどスペシャルデザートがやたら高いし種類多いし…従業員は安い3種類から月1で1つ食べれるからうれしいしー、店員の男子はパッとしないけど店長と料理長がダンディなイケメンで性格も素敵だし、男子の制服はまあ無難?でも女の子の制服は可愛いメイド系やクールな黒のスーツ系に私が好きなセクシー系から選べたりして…まあまあいいところよ。
「はぁ…」
正面から裏に回り従業員用の入り口から店内に入る。