ホンマや
「絶版なので…残念ながらもう買えません…」
がっくし…。
「あ、でも、世の中には復刻ってよくあるじゃないですか♪」
「つ・か・い・ま・わ・し、とも言うわね…」
予約限定版とか期間限定とか、その時しか買えないものは確かにある。
確かにあるんだけど…。
…ゲームのアイテムとかだとねー…。
「どこかの誰かさんがきっと復刻してくれますよ♪」
「ソウダトイイワネー」
その点については棒読みになるしかないわー。
「…んん…、せんぱぁい?」
ホワイトバニーと、くだらない雑談していたら後輩ちゃんがやっと起きた。
「…んー?せんぱぁい…いつの間にバニーガールになったんですか…?」
なに言ってるのよ…私がそんなわけ…。
「はい♪」
ホワイトバニーがジャーンと言わんばかりのポーズをして、「何処から出した…」とツッコミをせざるを得ない姿見には、大人の格好良さを感じさせる黒い長袖の燕尾服を始め、右が白で左が黒のイケメンバニーガールが付けてそうなウサ耳、首元を愛らしくするシックな蝶ネクタイ、超ハイレグでセクシーなバニースーツ、神秘的な色合いをだす厚手のタイツ、歩きやすいように考えられたヒールに忘れてはならないカフスを身につけた私がいた。
「ホンマや!」




