主な登場人物(その他勢力)
集いの方舟
栗野
集いの方舟理事。
付喪と付喪憑きに魂を奪われた人間を収容、回復まで待って社会復帰させる組織『集いの方舟』の理事。
集いの方舟は、表向きは精神病患者の治療と社会復帰を目的としたNPO法人としており、彼の表の顔はその理事であったが、本来の姿は付喪憑きだった。
集いの方舟襲撃の際には生存者を纏め上げ、彼らを無事に避難させることに尽力し、それに成功した後は彼らに対し集いの方舟を再結成することを約束して別れた。
襲撃の際に死亡したかつての職員の死体と憑代を、組織の正体を隠匿するため、及び真実を発表して社会に混乱をもたらすことを避けるために山中の焼却炉で処理しようとしたが、進歩派と通じていた相方の明石によって射殺された。
進歩派
近江力
泉に至る道に協力していた付喪憑き。
元総合格闘家で、現在は不良青少年の更生を支援する団体を主宰している。
団体の活動の傍らで、自身はかつて不良少年であり、その後付喪憑きになったものの、付喪憑きの体験から付喪憑き、特に青少年のそれを人間に戻し、かつ新たな付喪憑きが誕生するのを未然に防ぐために活動していた。
その活動の一環として泉に至る道と協力し、兵衛と接触。人間に戻るよう促すが彼が拒否し続け、また教団の真意に気付いたため彼らより先に兵衛の身柄を確保しようとして強硬手段に出、結果兵衛と死闘を繰り広げる。
泉に至る道は彼の所属する団体への活動資金を提供しており、彼は教団が自らと近い考えを持っているとして協力していたが、その実態は集めた付喪や付喪憑きを教団の戦力として利用するための方便であったことを知り、以降は資金面での問題から離反はしていないものの不信感を募らせている。
フードの男
如斎追跡作戦の際に現れた男。
明石からの指示を受けて兵衛たちが逃げ込んだホームセンター跡地を監視していた。
藤浪隊及び遊撃隊の襲撃に加勢する形で兵衛を急襲。遊撃隊と協同して彼を追いつめるも突如錯乱し逃走した。
全身をフードつきの上着で覆い、顔をガスマスクで隠しており、マチェットを装備しているが、普段は衣服の下に隠し持っている。
如斎追跡作戦時のコールサインはスペクター。