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主な登場人物(守旧派)

※サブタイトルは主な登場人物(守旧派)となっておりますが、守旧派という呼称はあくまで便宜上のものであり、2017/11/27現在作中には登場していません。

不破家


 北面兵衛

 主人公。身長170cm体重70kg十八歳。旧姓は滝口兵衛。

 冷え切った家庭に生まれ、両親の離婚によって母親に引き取られるも、家庭を全く顧みず男遊びに没頭するだけでなく、自身のアルバイトの給料を含む生活費を着服されるなど荒んだ環境で育つ。

 生活費を工面するべく生家へ盗みに入り、その際に戒(後述)と出会う。直後発生した進歩派の襲撃に巻き込まれてしまった彼は、自身の身の安全と、自分を命懸けで守った戒を助けるために彼女と契約し付喪憑きとなった。

 以降は戒と行動を共にし、現在は彼女の実家である不破家に居候。不破家とは良好な関係を築いている。

 戦闘においては全身に仕込んだ自作暗器による不意打ちや奇襲攻撃を得意とする。


 戒

 メインヒロイン。人間の年齢に換算すると十八歳。

 本編開始の十年前に進歩派の襲撃を受け、逃走の末に滝口家の蔵に辿り着いた。その際に幼い兵衛に出会っていたが、この時に「十年たったらまたおいで」と冗談半分で口にした言葉は偶然果たされることとなった。

 特技は父から学んだ剣術と趣味の裁縫。

 兵衛と再会した直後は十年前の事件の影響から彼を守らなければならないと考え武人然とした態度も示していたが、彼に窮地を救われてからは本来の性格に戻っている。

 浅黄色の着物に灰白色の袴をよく着ており、非常時にはそこに革製の籠手と剣道の胴を装備する。


 ごく初期の設定では今とかなり違う性格で、きわどい冗談や皮肉を好み、今より喧嘩っ早かった。


 勠

 戒の姉。人間の年齢に換算すると二十四歳。人間として活動する際の名前は不破理久。

 萱橋で父と二人で暮らしている。

 地元企業と提携し、自家製の女性用化粧品を販売する事で不破家の家計を助けているほか、不破家の財布の管理をしている。

 生まれながらに体が弱く、胸に病気を抱えている事から激しい運動が出来ない。

 普段は温和に振る舞っているが、実際には自分の体の事をコンプレックスにしており、その悔しさから涙を流すこともあった。

 一色家(後述)の一人息子である一色優とは彼が幼少の頃から知り合いだが、彼が付喪の事を伝えられていない事、彼には将来の目標があり、彼に好意があるからこそ、本来なら自身の付喪憑きになる予定だったのを無視しており、優には人間として接している。


 恐らく最も初期の設定からかけ離れたキャラクター。誕生当時は本作のラスボスになる予定だったり、戒とは姉妹ながら父とは血の繋がりがなかったり、快楽殺人鬼だったりと完全に別人だった。


 常矩

 戒と勠の父。元人間だが、付喪憑き時代に浸血の法によって付喪になった。

 戒にとっては父であると同時に剣術の師匠でもあり、激高して斬りかかってきた他流の剣客を事もなく叩き伏せる等実力は十分。

 妻とは死別しており現在は独身。娘の勠ともども普段は人間としても活動しており、付喪としては口入れ屋からの仕事で家計を支えている。


 構想の最初期では生きていたり死んでいたり作中に登場したりしなかったりと色々設定が変わった人。

 設定が決まらない親父→設定がふわっとしている親父→不破の親父→不破姓という経緯で不破家が誕生した。


 哮釜

 常矩の付喪憑き。普段は尼僧として根龍庵という庵に籠っている。

 俗人時代に常矩と契約した。

 本来不破姓は彼女の姓であり、常矩や勠は彼女に許可を得て名乗っている。



黒川家


 黒川保

 元集いの方舟メンバー。鋼の肉体を持つオカマ。元航空自衛官。

 付喪憑きだったが進歩派による集いの方舟襲撃時に相方を失い、彼女が守っていた貴瀬(後述)を行きがかりで助けて以降は行動を共にし、彼女と新たに契約を結んで貴瀬の付喪憑きになった。

 萱橋到着後は貴瀬を連れて実家に戻っている。


 黒川守

 黒川保の弟。

 自身は人間だが、兄が連れてきた付喪である貴瀬を迎え入れて一緒に暮らしている他、兄の代わりに付喪の会合に出席するなど、付喪社会との関係は深い。


 貴瀬

 付喪の少女。人間の年齢に換算すると十四歳。

 進歩派の襲撃により父を失い、山村で倉田という女性に匿われていたが、兵衛たちと出会い、彼らが倉田からの依頼を引き受けたことにより彼らと共に集いの方舟に向かった。

 当初は集いの方舟に引き取られる予定だったが、到着直後に進歩派による襲撃が発生。何とか難を逃れた彼女は、それ以降黒川保と行動を共にし、彼と契約後はその実家に招かれた。

 神社である黒川家に厄介になってからは、巫女として手伝いをしながら生活している。黒川家の面々との関係は良好。蜘蛛が苦手。

 使いが苦手だった戒にコツを伝授したり、扱いが難しいとされる夜偵を使いこなすなど、まだ子供ながら使いに関しては優秀だが、体力的な問題から長時間の使用は難しい。



一色家 


 一色優

 一色家の跡取り。十六歳。

 今は高校の学生寮に暮らしているが、実家の手伝いなどの理由で休日などには戻ってくることもある。

 勠とは幼いころからの知人だが、正体を隠している彼女の事を人間だと思っている。

 一色家が(本来の)不破家と並び付喪に付喪憑きを提供している家系であることを知らされていない。


 一色巌

 優の祖父にあたる人物。

 彼自身は人間だが、代々付喪憑きを提供するという特殊な家柄から付喪の会合にも呼ばれる。



口入れ屋


 文治

 萱橋を拠点としている付喪相手の口入れ屋。

 口入れ屋として仕事の斡旋の他、携帯電話等の契約代行業や他の地域の同業者との連絡役も担っている。

 普段は好々爺然としているが、捕えた進歩派関係者を拷問により口を割らせる等目的のためには手段を問わない冷酷さも兼ね備えている。

 また非常に用心深く、常矩とは長い関係だが、その娘である戒が幼い時には平沼という偽名を使っていた上に、しばらく萱橋を離れていた彼女が帰って来た時にはそれを利用して彼女が進歩派に感化されていないか試していた。


 霧島秀人

 文治の付喪憑き。兵衛からエリートビジネスマンと評される理知的な雰囲気を漂わせる男性。

 雰囲気だけでなく兵衛の考えを悉く読みきって機先を制する思慮深さと鋭さを備えている。

 文治が兵衛と戒を試した時には、彼が文治の名を騙って応対した。


 百川司

 口入れ屋を手伝っている付喪憑きの女性。

 兵衛たちを会合が行われる文治の自宅まで送迎した。

 また、携帯電話の契約や会合の進行を補助するなど、秘書的な仕事も担当している。


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