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閉じた未来の、その先へ  作者: はなび
プロジェクト開始3週間前
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居住区



「本当、馬鹿な事をしたね」

麻有(あゆ)が、マグカップにコーヒーを淹れながら直藤(なおふじ)に言った。ベッド脇に座った直藤は、先程から項垂れている。

「直藤に悪気がなかったから、生駒(いこま)君も、あれくらいで済ませてくれたんだ。感謝しなきゃ」

直藤にマグカップを差し出すと、麻有は隣に座る。カップを受け取った直藤が、ごめん、と小さく謝った。その彼の頭をそっと撫でると、

「理由は聞かないけど、これに懲りたら、もう馬鹿な真似はしないように」

穏やかな声で諭す。

麻有も怒ってないと分かったのか、直藤が甘えるように、肩に頭を預けてきた。

「…ごめん、もう二度としない」

素直に謝る直藤の顔を、麻有は優しく撫でた。



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