第二話 朝礼終了
書き出したら止まらない…
絶賛ドはまり中の作者です。
「以上で朝礼を終わる。」
朝礼が終わった。どうでもいいようなことを喋った後、生徒たちの貴重品を回収して毎朝の朝礼は終わる。
「やっと終わったよ…、 寝よ。」
「一日の始まりから寝ようとするなんて…、どうせまた夜遅くまでゲームでもしてたんでしょ。」
「正解でーす。」
「ほんと好きだよね、あんた。何がそんないいのかしら。」
「超おもろいぞ。この世にあれに勝る娯楽は存在しえない。」
「大げさすぎ。」
「いやいやいや、ほんと面白いから。今度やってみ?貸してやるから。」
「私はゲームしない主義なの。」
「えー、つまらん。泣けるような素晴らしいのだってあるんよ?」
「ならゲーム以外で泣きますー」
この頑固ものめ、どうやって洗脳してやろうか…
なんて考えていると、俺のその他友人が近づいてきた。
「おーす、お寝坊さん」
「ハロー遅刻魔!」
「二人ともおはよ。しかし、遅刻魔という認識は改めておくように。」
最初に来たのが寺岡聡。別名キングだ。
キングって強そうだよね。いろんな道具やら宿題やら忘れまくった挙句の称号なんだけども。
あとその次のやつが清田陽。別名大尉。数々の戦場を駆け抜けてきた歴戦の猛者に対する敬意をこめたあだ名。ゲームの中でね。
「昨日はすごかったな。あのミラクルショットは一生忘れられねぇわ。」
「さすが大尉だよ。一人で敵の半分倒したからね。」
「ハッハッハ、苦しゅうないぞ!」
ほんとすごいからな、大尉は。彼の乗り物に一緒に乗れば経験値ウハウハですよ。…げへへ。
「てか二人とも普通に元気じゃん。あんなに夜遅くまでやってたのに。」
俺はこんなにくたくたなんですが。
「あんなんじゃへこたれないわ」
「同じく!」
「つえー」
嘘やろ。俺は今すぐにでも寝たい。
「じゃ、俺は今すぐにでも寝たいんで。ばいばい。」
「寝させると思ってんのか?」
「そうなるよねー」
だよなー、俺だけ寝れるわけないよねー
「宿題写させてもらわないといけねえんだわ。みせろ」
「俺がやってるとでも?」
「だよな」
やってるわけないでしょが。
「キングが珍しく学校に間に合ってると思ったら写すためね。」
「あたぼうよ」
「俺は忘れてたよ」
「「おい」」
梶と楓の突っ込みが入る。
「ということで、二人とも見せてくれねえか?」
「頼む!こいつに見せてやってくださいっ」
「ゆうさんはどういう立場かな…?」
お願いだぁ、見せてやってくれぇ… 俺を助けると思って。
「見せません。そういうのは自分でやろうね。」
「お願いします。」
「ダメ。」
「お願いします!」
「絶対ダメ」
「サイッテーッ」
「ゆうさんがね」
ケチー、言ってることは正しいけども…、正しいけども…っ
「よしっ、キング!ほかのクラスに行くぞ!」
「よし来た!」
「でも俺眠いから今回パスで」
「レッツトゥギャザー」
「ねさせてくれぇぇぇぇ」
俺の首元つかんでどこへゆく。
「それじゃあ僕が見せなかった意味ないじゃんか…」
「ほんとよね…」
「あの二人はホント元気だな!」
「大尉あの二人に見せてあげたらよかったんじゃない?僕が全力で阻止してたと思うけど。」
「いやー、実は俺もやってないんだわ!」
「「おい」」
次回もすぐ更新予定!!