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こうして白雪姫たちは平和に過ごしました。

作者: 底野隙間


 


 むかしむかし、とても美しいお妃様がいました。

 お妃は魔法の鏡にこう尋ねました。

「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは、誰?」


 鏡は答えました。


「それはもちろん、私でございます」

「…………」












 お妃は娘の白雪姫に尋ねました。

「白雪姫、あなたがこの世で一番美しいと思うのは、誰?」


 白雪姫は答えました。


「お母様です」

「……あなたは、あの馬鹿より可愛げがあるわね」

「何のお話でしょうか?」




 こうして白雪姫たちは平和に過ごしました。


 

 


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― 新着の感想 ―
[良い点] シンプルでクルものがあります [一言] 家庭円満ですてきです! ぷふっとくる感じがほっこりします
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