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第零話 “プロローグ”


 どうも皆さん、紅い?です。

……やっと書き終わる事が、出来ました!(プロローグだけ)

 なお、急ピッチで進めたため、短いうえに、誤字脱字が大量にある可能性があります。

 それでもイイゼ! という心の広い人が居てくれると幸いです。

 それでは、どうぞお楽しみ下さい!


――時は満ちた。



――永きに渡る平和は崩れ、



――今再び、世界規模の戦が始まる。



――少女よ、唱えるがいい。



――戦乱を招く変革への呪文を……



――希望無き未来への呪文を……



――さぁ、準備は整った。



――物語を始めよう。







第零話“プロローグ”







 床に魔法陣の描いてある、薄暗い部屋。

 そんな、現代では滅多に見る事の無いであろう空間に、一人の少女がいた。

 腰に届く、綺麗な金髪をその少女は、この異様な空間の中で、“ある魔法”を行おうとしていた。

 その名を、“勇者召喚〈サモン・メシア〉”

 読んで字のごとく“勇者”を異世界より“召喚”する魔法だ。


「さてと、魔法陣の調整は完了、発動条件〈トリガー〉となる材料、現象の指定も出来たし、私の魔力も全然OK!

……うーん、これなら始めても良さそうですし、チャッチャと終わらせちゃいましょうか!」


 語尾に音符でも付きそうな程楽しげに開始宣言をした金髪の少女は、腕を魔法陣の方へ突き出し、魔力を流し始めた。

 魔力を流したとたん、魔法陣の光が、淡いものから、熱が伝わってくる程の濃いものに変わり、薄暗かった部屋を光で塗り潰した。


「――ッ!! やっぱ、何度やっても、室内魔法の眩しさには、慣れませんねぇ!」


 余りの眩しさに金髪の少女は、目を閉じ顔を背けつつ、呪文の詠唱を開始した。


「《“詠唱開始〈スペルスタート〉”


“設定確認〈システムロード〉”


“術式構成〈プログラム〉”


旧パルツアラと新パルツアラの混合を使用。


“発動条件〈トリガー〉”


材料に、死後一年以内の“人族〈ヒューマ〉”、“竜族〈ドラゴ〉”、“霊族〈エルフ〉”の灰を使用。

現象には、魔力的衝撃による、物質破壊を応用。


……全設定の正常を確認。


続いて、“主詠唱〈メインスペル〉”を開始する。


――世界を構築する四大元素、“火”“水”“土”“風”、さらに上位に位置する“光”、その全てが祝福せよ!


――今、此処に、異界への門が開く事を!


――今、此処に、救世主が現れる事を!


――さぁ、門は繋がった。


――降臨せよ! 新たなる神話を作り出す、光の勇者よ!》


 呪文を唱え終わると同時に、魔法陣が一際強い光を放ち、その後ゆっくりと、収まっていった。

 魔法陣の中央には、ついさっきまでは無かった、人影があった。


「……一応、成功みたいですけど……、もう、限界です……」


 先程の魔法で、魔力を使い果たしてしまったのか、金髪の少女は、意識が遠くなっていくのを感じた。


(これで、やっと“あの戦い”を終わらせられる)


 魔法の成功と、自分の夢の達成にまた一歩近づいた、という安心感からか、金髪の少女は、完全に意識を手放した。




……こうして、後に、大陸全土を巻き込んでいく物語は始まった。


 どうでしたか? 楽しめました?


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