第五話 連合艦隊集結そして・・・
2月23日
日本国海軍呉基地司令本部
コンコン
司令
「どうぞ」
翔平・金剛・啓太・葵・弘明
「「「「「失礼します」」」」」
司令
「待っていたぞ」
翔平
「司令何のために私たちを呼んだのですか?」
司令
「今日君たちに来てもらったのは、君たちにこれを渡すためだ」
司令が渡してきたのは、4通の封筒であった
翔平
「なんですかこれは」
司令
「中を見たらわかる」
翔平たちが、中身を見たら、そこには、辞令が入っていた。
翔平
「司令、何故私なんかが連合艦隊司令長官なんですか!!」
司令
「お前しか適切な人物がいなかったからだ」
啓太
「何故、俺が参謀長」
司令
「ほか三人は、長官の補佐を頼んだぞ」
三人
「了解」
司令
「よし、戻っていいぞ」
全員
「「「「「失礼しました」」」」」
イージス戦艦金剛長官室
金剛
「昇進おめでとう翔平」
翔平
「ありがとう金剛」
金剛
「さぁ、みんなに挨拶してこないと」
翔平
「みんなって?」
金剛
「決まっているじゃない、連合艦隊艦艇の艦魂たちの所によ」
翔平
「もう全員集まっているのか?」
金剛
「当たり前じゃない、さぁ早く着替えて!」
翔平
「何に?」
金剛
「今月から軍服が変わったでしょ」
翔平
「あぁ、あの旧海軍の軍服か?」
金剛
「そうよそれ」
翔平
「分かった3分待っていてくれ」
イージス戦艦金剛士官室
翔平
「多いな」
金剛
「全員呼んだからね」
三笠
「翔平、おめでとう」
翔平
「三笠久しぶりだな」
金剛
「翔平、早くみんなに挨拶を」
翔平
「分かった」
翔平
「えー今回連合艦隊司令長官になってしまった、林翔平だ以後よろしく、まぁ堅苦しいことはこの辺で以上終わり」
??
「「「「長官」」」」
翔平
「うん、誰か呼んだか」
紀伊
「初めまして、私は金剛型戦艦3番艦戦艦紀伊です」
尾張
「同じく、4番艦戦艦尾張だ」
駿河
「・・・同じく、5番艦戦艦駿河・・・です」
常陸
「同じく、6番艦戦艦常陸です」
翔平
「おう、これからよろしくな」
全員
「「「「よろしくお願いします」」」」
翔平があたりを見て回っていると、いかにも不機嫌そうな鳳翔がいた
翔平
「うん?鳳翔なんでそんなに機嫌が悪そうな顔をしてるんだ?」
鳳翔
「うるさい、うるさい、うるさ~い」
ゴスッ
翔平
「ぐふっ…」
紀伊
「長官!!」
翔平
「大丈夫だ」
??
「長官、今鳳翔に話しかけないほうがいいですよ」
翔平
「もう少し早くいってほしかったな、って誰だ?」
鳳凰
「自己紹介が遅れました、鳳翔型空母2番艦の鳳凰です」
翔平
「これからよろしく」
鳳凰
「こちらこそよろしくお願いします」
翔平
「鳳凰、なんで鳳翔はあんなに不機嫌だったんだ?」
鳳凰
「それは私にも分かりません」
翔平
「そうか、よし常陸」
常陸
「お呼びですか長官」
翔平
「常陸、鳳凰と一緒に鳳翔の機嫌がなぜ悪いか調べてくれ」
常陸・鳳凰
「「了解」」
翔平
「これで鳳翔のことは、心配ないな」
翔平が腕時計を見ると時間は午後3時を回っていた
翔平
「おっと金剛、俺は仕事があるから戻るぞ」
金剛
「翔平、もう帰るの?」
翔平
「長官になってしまったからな」
金剛
「そうなの」
翔平
「また用があったら呼んでくれ」
金剛
「分かった」
イージス戦艦金剛長官室
翔平
「あ゛~畜生、手が痛い」
連合艦隊司令長官になると翔平の嫌いな机仕事ももちろん増える
翔平
「うるさい作者」
すいません
翔平
「ちょっと息抜きに出かけるか」
翔平がこっそり部屋を出ようとしたところ
葵
「長官、どこへ行くつもりですか」
翔平
「(見つかったか)ちょっと息抜きに」
葵
「だめです、行くのなら全部終わらせてからにしてください」
翔平
「え~」
部屋に戻される翔平
翔平
「はぁ~」
常陸
「長官、いますか」
常陸が翔平の前に現れた
翔平
「あ、常陸かちょうどよかった」
常陸
「え?」
翔平
「常陸、転移だ、急げ」
常陸
「へ?あっ、はい」
イージス戦艦常陸甲板
常陸
「長官何があったんですか?」
翔平
「ふ~常陸のおかげで、助かった~、実はなかくかくしかじか」
常陸
「だいたい事情が分かりました」
翔平
「しばらく金剛には戻れないな」
その頃、葵がもぬけの殻の長官室を見て、人が変わったように翔平を探していた。
常陸
「分かりました、しばらく間の視察でもしますか?」
翔平
「そうだな」
常陸
「それでは行きましょう」
翔平
「どこへ?」
常陸
「巡洋戦艦天羽の所、まだあったこと無いでしょう」
翔平
「ない」
常陸
「それでは行きましょう」
イージス巡洋戦艦天羽後部甲板
天羽
「暇だわ~」
天月
「暇ね~」
十六夜
「二人ともしゃきっとして、長官が来るわよ」
天羽
「へ?長官が来るの?」
翔平
「もう来てるけどな」
天月
「長官来るのなら予告してからにしてください」
翔平
「そんなこと言われてもな」
十六夜
「長官、今日は何の用で」
翔平
「視察と自己紹介ってとこかな、じゃ改めまして、今日から連合艦隊司令長官に就任した林翔平だ、以後よろしく頼む」
天羽
「天羽型巡洋艦1番艦天羽です」
天月
「同じく2番艦天月です」
十六夜
「同じく3番艦十六夜です」
天羽・天月・十六夜
「これからよろしくお願いします」
翔平
「さてと、これからどうするか」
金剛
「しょ~う~へ~い~」
翔平
「やばい、常陸、転移だ逃げるぞ」
常陸
「アイ・サー」
翔平
「天羽達はここで金剛の足止めを頼む」
天羽・天月・十六夜
「了解」
金剛
「翔平~待ちなさ~い」
天羽
「金剛さん落ち着いて」
天月
「そうです落ち着いてください」
十六夜
「長官今のうちに」
翔平
「ありがとう、常陸行くぞ」
常陸
「はい」
大型自走浮きドック呉
翔平
「常陸、どこだ、ここは?」
常陸
「ここは、私たちの病院呉です」
翔平
「呉?あぁ自走ドックのことか」
常陸
「そうです」
??
「だれかおるん?」
翔平
「うん?呉か?」
呉
「そうや、うちが呉や」
翔平
「今日から連合艦隊司令長官に就任した林翔平だ、以後よろしく頼む」
呉
「長官、こちらこそよろしくお願いします~」
常陸
「長官!金剛さんたちが来ます」
翔平
「なんだと!!」
翔平は今、気が付いた自分が仕事をすっぽかして、艦隊視察に来ているということを
戦艦・巡洋艦の艦魂達
「長~官~」
翔平
「ひっ常陸」
常陸
「りょ、了解」
金剛
「だめよ、常陸」
血も凍り付きそうな目で常陸をにらむ金剛
常陸
「はいぃぃー」
翔平
「(ヤバイ、どうするこの危機的状況を回避するには、どうすればいいんだ)」
戦艦・巡洋艦の艦魂達
「長~官~」
この時、翔平の頭の中にふと名案(?)をひらめいた
翔平
「そうだ今夜はみんなで宴会をしよう」
全員
「「「「「「「「「「「へ?」」」」」」」」」」」
翔平
「それじゃ、今夜の1900に金剛甲板に集合、そういうことで」
翔平は脱兎のごとく、呉の艦橋に行き、内火艇を借りて金剛に戻った。
イージス戦艦金剛長官室(夕方)
翔平
「終わった、もうこんな時間か」
金剛
「翔平、どこで宴会するの?」
翔平
「なじみの店」
金剛
「ふ~ん」
翔平
「準備するか」
金剛
「は~い」
イージス戦艦金剛甲板
翔平
「これで、全員か」
艦魂達
「「「「はい!」」」」
翔平
「じゃ行くか」
啓太
「長官、どこ行くん?」
翔平
「参謀長、ちょうどよかった、飲みに行くか?」
啓太
「行く」
呉市市内
翔平
「ここだ」
っと、翔平は、一軒の中華料理店を指差した。
啓太
「ここか~」
金剛
「ここなの?」
翔平
「そうだ」
と、言って翔平は、店の中に入っていった
翔平
「お久しぶりです」
店主
「おお、来たか、二階に上がって待っていてくれ」
翔平
「は~い」
二階
翔平
「さっ、みんな座って」
啓太
「翔ちゃん、やっぱり連れてきたんか~」
翔平
「うん、分かるか」
啓太
「やって、ほら」
啓太が指をさした先には、コップが浮いた、
翔平
「あははは」
一時間後
金剛
「翔平」
翔平
「どうした、金剛」
金剛
「旗艦をだれにするのかな、と思って」
常陸
「長官、まだ旗艦を決めてないんですか!」
翔平
「そうだけど」
常陸
「なら、私を旗艦にしてください」
翔平
「なんで」
常陸
「私は、金剛型の中で情報戦の能力は一番すぐれているんです」
翔平
「そうなのか?」
三笠
「翔平、なら私は、どうですか」
翔平
「三笠か」
三笠
「私は、基本的な性能は、金剛と同じです、けど対空戦闘能力が若干上がっています」
翔平
「ほう」
紀伊・尾張
「「長官、私は、対艦攻撃力が若干上がっています」」
翔平
「へ~」
金剛
「翔平、反応が薄いわよ」
翔平
「なんか、どうでもよくなった」
常陸・三笠・紀伊・尾張
「「「「長官(翔平)!」」」」
さらに1時間後
途中で葵も加わり
船魂達は皆酔いつぶれ眠ってしまい、
翔平、啓太は正座して葵に説教をされていた。
何故こんなことをしているのかと言うと…、
葵が部屋に入って来た時フワフワと浮いているコップを見て
葵
「何これ…幻覚?長官しばらくの間y「「とあえず飲もう」」え!」
二人して酒をすすめて落ち着かせようした…ところが
1口飲ませたらすぐに酔いが回ったらしく顔を赤くし…
葵
「長官!何故仕事をほったらかして逃げたのです(ゴク)そんなことでは部下に示しがつきません(ゴクゴク)演習の時もそうですあなたは参謀長とタメ口でふざけ合って―」
啓太
(雲行きが怪しくなってきたな~今のうち逃げy「参謀長あなたもです!」遅かった)
葵
「演習中にふざけ合うとは、なにを考えているのです!だいたい、あなたたちは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(説教中)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・分かりましたか?あなた達は大事な立場にいるですからああ言うことはひかてください。」
翔平・啓太
「「はい」」
葵
「よろしい」
バタッ
翔平
「寝てるよ」
啓太
「なぁ翔ちゃんこれからはあんまりふざけんようにしよな」
翔平
「あぁ…にしても」
翔平・啓太
「「恐かったな~」」
2月25日
横須賀林重工
翔平
「親父どうした?」
翔平は親父に呼ばれてはるばる横須賀の林重工業株式会社の本社ビルに来ていた
親父
「実は、見てもらいたいものがあってな」
翔平
「ほう、何を見てほしいんだ?」
親父
「こっちに来てくれ」
親父に言われて親父についていく、翔平
数分後
翔平は親父に連れられて、地下に来ていた、
翔平
「親父どこだ、ここは?」
親父
「地下の兵器の実験所だ」
翔平
「へ~」
親父
「翔平、これは、なんだか分かるか?」
翔平
「金剛型に搭載されている46センチ滑空砲と天羽型30センチ砲だろ」
親父
「はずれ~」
翔平
「じゃあ、なんだよ」
親父
「こいつは。新兵器のEMLだ」
翔平
「EML?どっかで聞いたことあるな・・・っあー」
親父
「分かったか、こいつは、新兵器46センチレールガンと30センチレールガンだ」
翔平
「え~~、レ、レールガン!!」
親父
「正式名称は、91式460mm60口径電磁投射砲と78式305mm60口径電磁投射砲だ」
翔平
「エ、SF」
親父
「SFじゃない、現実だ」
翔平
「じゃあ、ビリビリ」
親父「それを言ったら・・・まあいい、今頃、金剛型全艦と天羽型全艦の主砲改装も始まっているだろう」
翔平
「そういえば、書類に書いてあったなー」
親父
「大丈夫か?そんなので」
翔平
「大丈夫だ!問題ない!」
親父
「・・・そうか」
翔平
「なぁ、親父、レールガンを撃つ時の電力は、どうするんだ?」
親父
「そのことなら心配ない、金剛型、天羽型は、設計時から、電力には充分の余裕を持っている」
翔平
「あっ、そう」
親父
「まだ見せたいものがあるこっちに来てくれ」
移動中
翔平
「親父、いつまで歩くんだ、もう30分も歩いてるぞ」
親父
「もう着くから、ほらあそこだ」
翔平
「うん?航空機研究所」
親父
「・・・これだ、見てくれ」
翔平
「F-22ラプター、何故こんなところに」
親父
「ロッキード・マーティンとボーイングと我が社で共同開発した、F-22ラプターの艦上機型だ」
翔平
「だけど、F-22は海外輸出禁止政策だったはず」
親父
「この機体はロッキード・マーティンとボーイング社でF-22ラプターを基にして艦上戦闘機として開発した機体だから問題ない!」
翔平
「あっ、そう」
親父
「この機体は、来月各空母に配備する予定だ」
翔平
「聞いてないぞ!!」
親父
「極秘だったから」
翔平
「あっ、そう」
親父
「翔平、どうするこれから」
翔平
「明日は、また仕事だから帰る」
親父
「そうか、また来いよ」
翔平
「またな」
3月27日
イージス戦艦金剛長官室
金剛
「翔平、おきて~」
翔平
「あと、5分~」
金剛
「いい加減に起きなさい」
ゴスッ
翔平
「がはっ…」
金剛
「ほら早く、着替えて、きょうは艦隊演習の日でしょ」
翔平
「そうだった!!今何時だ」
金剛
「5時30分」
翔平
「った、大変だ、急げ」
数時間後
翔平
「艦長、出港準備は?」
艦長
「すでに整っています」
翔平
「参謀長、全艦の様子の確認を」
啓太
「はっ、分かりました」
しばらくして
啓太
「長官、全艦、出港準備完了です」
翔平
「よし、連合艦隊出航せよ」
全員
『了解』
水兵1
「全艦出港、第一駆逐艦隊より出港せよ」
水兵2
「第一戦隊、第一航空艦隊、機関始動。第二戦隊、第二航空艦隊序列に従い出港せよ」
水兵3
「第二駆逐艦隊抜錨。第三戦隊、第三航空艦隊泊地より移動、水道に向かえ」
翔平
「艦長、軍楽隊を準備させてくれんか、せっかくの門出だ。軍艦行進曲を流してもらおう」
艦長
「はい、分かりました」
翔平の言葉に従って、金剛座乗の軍楽隊が、急ぎ後甲板に集合した。
水兵4
「駿河、動きます!」
見張り員が叫ぶと同時に、軍楽長がタクトを振り上げた
波を豪快に踏み分けて水道に向かう第三戦隊の戦艦群、駿河、常陸次いで、第三航空艦隊の翔龍、瑞龍が続いて第二戦隊の紀伊、尾張、第二航空艦隊の萃鶴、勇鶴が、巨体を滑るように進みだす。
翔平
「よし俺たちの番だな、抜錨、前進微速!」
続いて、第一戦隊の金剛、三笠、と第一航空艦隊の鳳翔、鳳凰も出港していった
4月1日
太平洋
イージス戦艦金剛艦橋
翔平
「順調だな」
金剛
「そうね」
水兵1
「前方に積乱雲」
翔平
「・・・一雨来るな」
金剛
「そうね」
しばらくして
翔平
「むっ思ったより揺れるな。気象レーダー、雲の様子は?」
気象長
「特に変わった様子は・・・あ、いえ、雲量急増!」
気象長の声が少々うわずった、翔平が気になりスクリーンをのぞき込む。
翔平
「なんだ、こりゃ?」
スクリーンの上半分がみるみる白くなっていった。
翔平
「通信士、各艦へ緊急連絡!」
水兵2
「・・・電波状態不良、交信できません」
翔平
「なら、発行信号で連絡だ、急げ!内容は、各艦艦隊針路を維持せよ、だ」
水兵3
「了解」
金剛
「翔平、一雨どころの騒ぎではないようね」
翔平
「思ったより、荒れそうだな」
言うなり、横殴りの動揺が艦隊を襲った。
水兵4
「長官!前方に雷雲・・・竜巻の発生を確認!」
啓太
「なんだ、この絵に描いた様な、天災のフルセットは」
水兵5
「先頭艦、駆逐艦秋月、針路変更」
翔平
「続け」
艦長
「了解、機関全速、面舵」
水兵
「だめです、秋月、渦に飲み込まれます」
翔平
「なんだと」
水兵1
「本艦も、渦に飲み込まれます」
翔平
「総員何かにつかまれ!」
日本が世界に誇る大艦隊は、木の葉のように次々と渦に飲み込まれていった、その先にあるものは、
金剛
「白い・・・闇?」
明らかにおかしいその形容が、なぜか、金剛の頭の中に自然に浮かんだ。
数分後
金剛
「翔平、翔平」
翔平
「うん?う~ん、なんだったんだ、あれは?」
金剛
「分からないわ」
話しているうちに、艦橋の全員が目を覚ました
翔平
「急ぎ、全艦との連絡と、現在位置の確認を」
水兵6
「了解」
金剛
「みんな無事かしら」
翔平
「今、連絡を取っている」
水兵6
「長官、全艦、無事です」
翔平
「そうか」
水兵7
「長官、GPSの信号が受信できません」
翔平
「アンテナの故障じゃないのか」
水兵7
「いえ、すでに調べたのですが、故障はありません」
翔平
「ほかの艦は、どうなのだ」
水兵1
「今、連絡を取っているところです」
翔平
「そうか」
水兵1
「長官、確認しましたが、本艦と同じで、GPS信号が受信できないみたいです」
翔平
「なんだと!」
啓太
「ここは、一旦日本に寄港しませんか?」
翔平
「そうだな、全艦、進路変更」
艦長
「了解、面舵、機関全速」
数時間後
葵
「長官、日本領海に入りました」
翔平
「そうか、まだ呉基地は、応答しないか」
弘明
「はい、沈黙しています」
翔平
「そうか」
水兵
「長官、前方に大型艦」
翔平
「なに!米海軍か?」
水兵
「いえ、無線に応答しません」
翔平
「レーダー、照合だ」
水兵8
「了解」
水兵8
「照合不能・・・いえ、こいつは、旧海軍の金剛型戦艦?」
翔平
「はぁ?」
水兵1
「先頭艦、駆逐艦秋月より入電」
翔平
「内容は」
水兵1
「我、不明艦より停船命令を受けた」
翔平
「全艦停止、ただし、本艦はこれより不明艦に接触する」
全員
『了解』
ご意見,ご感想お待ちしています




