第三話 三笠 爆誕!
10月12日、横須賀林重工ドック
翔平
「親父、なんで俺を呼んだんだ」
親父
「ちょっとこれを見てくれ」
と親父はドックの中で建造中のものを指差した
翔平
「これか、ん、これは、金剛そっくりだな、まさかもう二番艦が完成するのか?」
親父
「ああ、正確には、三ヵ月後には完成する予定だ」
翔平
「いつから、作っているんだ?」
親父
「三年位前からだったかな」
翔平
「なんで作ろうと思ったんだ」
親父
「決まっている、日本を守るために作ろうと思ったんだ」
翔平
「そうか、進んだ道が違えども、親子ってことだな」
親父
「そうだな」
翔平
「で、親父何のために俺を呼び出した?」
親父
「あっすっかり忘れてた」
翔平
「で、頼みたいことってなんだ?」
親父
「この艦の艦名のことだけど」
翔平
「なににするんだ」
親父
「三笠」
翔平
「三笠かいい名じゃないか」
親父
「そこでだ、いまから三笠公園に行ってくれないか?」
翔平
「はぁ、なんで」
親父
「三笠公園には、記念艦の三笠がいるからさ」
翔平
「なんとなく親父の考えていることが、読めたけど本気か」
親父
「本気だ」
翔平
「はぁ~じゃあちょっくら行ってくる」
親父
「頼んだぞ」
横須賀三笠公園
三笠
「今日も、暇ね~うん」
三笠があくびをしてると何かにきずいた
三笠
「あの人どこかで見たような」
三笠は、自分の記憶の中から一人の少年を思い出した
三笠
「そうか、あの少年か」
そのころ翔平は
翔平
「そういや、何年ぶりだ三笠と会うのは」
翔平
「覚えてるかな」
と言いながら翔平は三笠艦内に入っていった
記念艦三笠艦内
翔平
「三笠いるか~」
翔平は三笠艦内で艦魂の三笠を探していた
翔平
「どこにいるんだよ」
三笠
「私のことを呼んだか翔平」
翔平
「三笠久しぶり」
三笠
「大きくなったわね、翔平」
翔平
「最後にあった日から何年経っていると思てるんだ三笠」
三笠
「そうね、…ところで今日は何のために私に会いに来たの?」
翔平
「三笠新しい艦に乗る気はないかい?」
三笠
「それってここから離れろってこと?」
翔平
「そうだ、三笠も知っているだろういま日本を守るために連合艦隊を再建していることを」
三笠
「そのことは聞いたことあるけど」
翔平
「なら三笠、これから一緒に日本を守るために働いてくれないか」
三笠
「そういうことなら…いいわ一緒に日本を守りましょ」
翔平
「よっしゃー交渉成立、今夜迎えに来るから、転移の準備をしていてくれ」
三笠
「わかったわ」
その夜
翔平
「三笠」
三笠
「待っていたわよ」
翔平
「準備は、できたか」
三笠
「できたわよ」
翔平
「分かった、始めてくれ」
このとき三笠の中からは、展示品などすべて撤去されていて、艦内は空であった
三笠
「うん、けどなぜ展示品を出したの」
翔平
「親父が、いつの間にかこの三笠を完全コピーしたものを作ってな、三笠が転移したらこの艦体は、折れてしまうだろ、だからそのコピー版を展示しようってわけだ」
三笠
「用意がいいわね」
翔平
「確かに」
三笠
「じゃあ始めるわよ、危ないから下がってて」
翔平
「分かった」
三笠は、翔平が下がるのを確認すると、転移を実行した、三笠がいなくなると,記念艦三笠は、激しい
轟音を立てて二つに折れてしまった、
翔平
「成功だ、それじゃ親父後よろしく頼んだぜ」
親父
「分かった」
翔平
「三笠に会ってくる」
横須賀林重工ドック
翔平
「三笠どうだ」
三笠
「さすが最新鋭艦ね」
翔平
「完成は三ヶ月後らしい、これからよろしく」
三笠
「こちらこそよろしく」
翔平
「それじゃ、俺は呉に帰るまたな」
三笠
「またね」
日本国海軍呉基地 イージス戦艦金剛艦長室
翔平
「ただいまー」
金剛
「おかえり」
翔平
「金剛、変わったことはないか?」
金剛
「なにもないわよ~」
翔平
「分かったありがとう、じゃ俺は寝るおやすみ~」
金剛
「ちょっと待ちなさい、今までどこに行っていたの?」
翔平
「軍機です聞かないでください」
金剛
「そう、ならこっちで、O☆HA☆NA☆SI☆しましょう」
翔平
「ヒッヒィィィィィィ」
そののち、日本国海軍呉基地から悲鳴が響き渡った。
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