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新生連合艦隊  作者: 天嶽
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第四十四話 米本土攻撃作戦【東京急行】 前編

皇紀2603年6月16日


アメリカ合衆国  現地時間午前7時

首都:ワシントンD.C


朝の通勤ラッシュの時間帯を迎え、ワシントンD.Cの人々はいつも通り、勤務場所に向かっていた、その雰囲気は戦争なぞ起こっていないような雰囲気であった、だがその雰囲気をぶち壊すような出来事が起こった、空襲警報、ワシントンD.Cいや東海岸の各都市で前代未聞の空襲警報が発令されたのであった


アメリカ国民は瞬時にしてパニックになった、アメリカ首脳部も敵機が東海岸に現れることを想定していなかったため、対応に遅れた、防空壕の数は少なく首都ワシントンD.Cにいたっては高射砲おろか機関砲も配備されていなかった・・・



ホワイトハウス


補佐官

「大統領閣下!急いで防空壕へ!」


フランクリン・ルーズベルト

「いや、私はここを離れんぞ」


補佐官

「閣下!」


ルーズベルト大統領はテラスに出て接近する日本軍の爆撃機を見て絶句した


フランクリン・ルーズベルト

「なんだ・・・あれは我がB-29よりも巨大ではないか」


編隊を組んでいた、富嶽戦略爆撃隊だが戦闘の指揮官機は高度を8.000から3.000にさらに速度450に落とした


指揮官機は真っ直ぐホワイトハウスに向かっていた



富嶽戦略爆撃隊

指揮官機


康暉

「え~まもなく、ワシントン、ワシントンD.Cです・・・さぁお客さんはここで降りてくれ」


実は富嶽指揮官機には現在搭載しているのは爆弾ではなく、15名の捕虜であった


康暉は一人の米陸軍パイロットと握手を交わした


彼はポール・ウォーフィールド・ティベッツ・ジュニア、先日の帝都空襲で乗機を撃墜されたが、パラシュートで脱出し陸軍病院で傷の手当てを受けていた、ところ堀井中将の発案で、軽傷で体力のある捕虜15名を富嶽に乗せていた


康暉

「ティベッツ中佐、我々が送れるのはここまでです」


ポール・ティベッツ

「有難う、カーネル、キヒラ、此処からは大丈夫だ、我々はこれでも航空隊だからね」


康暉

「では、次に会うときは講和後だと信じています」


ポール・ティベッツ

「こっちもだ」


康暉

「爆弾層開け!お客さんの下車だ!」


爆弾槽が開きティベッツ以下14名は飛び降りる


康暉

「ご無事で・・・爆弾槽閉じろ!高度8.000編隊に合流する!」


指揮官機は焔15型ターボファンエンジン6基を唸らせて上昇する


指揮官以外の9機は防空火器を全力で稼働しつつ、爆弾槽を開き爆撃を開始した


富嶽から投下された爆弾は落下傘で減速され、高度150で破裂し、中に搭載されたそれをばらまいた・・・


ばら撒かれたのは大量のビラであった、ビラの内容は富嶽、深山による爆撃予告のビラであった、それは皮肉にもB-29が本土空襲時にばら撒いた爆撃予告のビラに類似し、写真を背景に爆撃予定都市が記載されていた・・・・


記載されていた都市は、工業が発達している都市、デトロイトを始めとした五大湖沿岸工業地帯、ロサンゼルスを始めとした太平洋岸工業地帯の都市が記載されていた。


このビラを見たアメリカ国民はパニックを起こしていた、特に記載されていた都市では警察では収集が不可能なほどになっていた・・・


だが、これは警告に過ぎない、この作戦を立案した堀井海軍中将が出来るだけ民間人への人的被害が無いようにした配慮であった


康暉

「通信使、電文打て、『我ワシントンに定着せり!』」


通信士

「了解!」


この電文は、第九艦隊でも通信能力が高い、天羽、十六夜によって中継され、真珠湾司令部に送られた、真珠湾司令部では第二波として、富嶽120機、深山180機が飛び立った、さら第三波として、富嶽23型30機、富嶽30機が)。マンハッタン計画で知られるロスアラモス国立研究所を爆撃するため出撃した・・・



カリフォルニア州

サンディエゴ海軍基地


近海にて日本艦隊を発見したという報でサンディエゴ海軍基地は、基地内にいる全艦艇を出港させようとしていた、ちなみに現在サンディエゴ海軍基地に錨を下ろしていた艦船は・・・


戦艦

・ノースカロライナ

・サウスカロライナ

・サウスダコダ

・ノースダコダ

大型巡洋艦

・アラスカ

・グアム

・ハワイ

航空母艦

・インディペンデンス

・プリンストン

重巡洋艦

・ボストン

・キャンベラ

・ヘレナ

・メイコン

・セントポール

・ロサンゼルス

・シカゴ

・オレゴン・シティ

・ノーフォーク

軽巡洋艦

・アトランタ

・ジュノー

・ヒューストン

・ファーゴ

・サンタフェ

・ヴィンセンス

・ニューヘブン

・ハンチントン

・デイトン

・マンチェスター

駆逐艦

・フレッチャー級26隻

・アレン・M・サムナー級4隻


航空母艦は比較的安全なカリブ海で訓練中であり、これらの艦艇も艦隊演習の為、二週間後カリブ海での演習に参加予定であった・・・


その中に、修理が終了したばかりの一隻の重巡洋艦がいた


米海軍重巡洋艦ヘレナであった


ヘレナは二か月前パナマからロサンゼルスに向かう輸送船団を護衛艦隊旗艦をしていたが、一隻の艦船の襲撃に遭い、護衛していた輸送船団は貨物船3隻を残し壊滅、護衛していた艦船も、駆逐艦5隻が撃沈され、絶対の自信を持って挑んだ、艦砲戦で重巡洋艦ヘレナは魚雷攻撃を受けて大破、さらにヘレナを狙っていた魚雷は流れ弾となり護衛空母一隻が沈没した・・・


その輸送船団を襲撃した艦船とは・・・



米海軍、太平洋艦隊

重巡洋艦ヘレナ


米士官1

「出港準備だ!急げ!」


米水兵1

「おい聞いたか、ジャップの艦隊にあの船がいるらしいぜ」


米水兵2

「あの船って何のことだ」


米水兵1

「あいつだよ、太平洋の魔女さ」


米水兵2

「ッ!あいつか」


その水兵たちが話していた内容を聞いていた、重巡洋艦ヘレナの艦魂、ヘレナは驚くと同時に、あの日を思い出した


ヘレナ

「・・・待ってなさい、センリ、今度こそ太平洋の水の味を思い知らせてあげるから!」


ヘレナはそうして千里との再戦を決意していた、また巡洋艦ヘレナの乗組員たちも同じ気持であった・・・



 さて読者の皆様方には御報告があります、昨日第一志望大学のAO入試の入試結果が発表されました、結果は・・・・出願許可です、これで取りあえずは第一段階終了と言ったとこですが、まだ出願許可が下りただけですから何があるかは分かりません、これからどうなるかは、神のみぞ知る・・・これからもよろしくお願いします。

                                天嶽


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