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新生連合艦隊  作者: 天嶽
34/62

第三十二話 ハワイ攻略作戦・・・宙作戦始動!

4月8日


大日本帝國海軍 柱島泊地


陸地には桜が咲き誇り、まるで、出撃していく艦船を見送っているようだった・・・


第二連合艦隊

 旗艦 イージス戦艦播磨


4月を迎えて人事異動が完了し、播磨の前艦長は第二独立戦隊の戦隊指令・・・少将に昇進し、播磨の新艦長は播磨副長の、此花刹那が播磨新艦長に就任した


翔平

「此花艦長、出港準備は?」


刹那

「すでに整っています」


翔平

「よし、これから艦の操舵は任せるぞ、刹那」


刹那

「はい!任せてください!」


翔平

「期待している・・・参謀長、全艦の様子の確認を」


啓太

「はっ、了解しました」


しばらくして


啓太

「長官、第二連合艦隊艦船全艦出港準備完了です」


翔平

「よし、宙作戦を始動する、第二連合艦隊出撃せよ」


刹那

「出港用~意ッ!」


出港ラッパが鳴り響く


士官1

「よ~そろ~、出港用意!」


水兵1

「出航用~意ッ! 舫い放てーーーッ!」


水兵2

「全艦出港、第一独立駆逐隊より出港せよ」


水兵3

「第一独立戦隊、第一独立航空艦隊、機関始動。第二独立戦隊、第二独立航空艦隊序列に従い出港せよ」


水兵4

「第二抜錨。第三独立戦隊、第三独立航空艦隊泊地より移動、水道に向かえ」



第一連合艦隊

旗艦 戦艦扶桑


水兵4

「第二連合艦隊出撃します」


山本五十六

「うむ、軍楽隊準備だ」


宇垣

「すでに、後部飛行甲板に準備完了しています」


山本五十六

「よし、派手に見送ろう」


戦艦扶桑の後部飛行甲板に軍楽隊が集合していた、


水兵5

「第三独立戦隊、戦艦駿河動きます!」


見張り員が叫ぶと同時に、軍楽長がタクトを振り上げた。


行進曲軍艦が泊地に響く


山本五十六

「第二連合艦隊に信号【健闘を祈る】以上だ」


士官2

「了解!」


第二連合艦隊は、第二支援艦隊を引き連れて、柱島泊地を出撃、広い太平洋に、姿を隠した・・・




ハワイ諸島攻略作戦・・・宙作戦始動!


参加艦隊


第二連合艦隊

司令長官:林翔平大将 旗艦:戦艦播磨


第一独立戦隊

 戦艦   播磨 三笠

巡洋戦艦 十六夜 十五夜

第二独立戦隊

 戦艦   紀伊 尾張

 巡洋戦艦 天羽 天月

第三独立戦隊

 戦艦   常陸 駿河

 巡洋戦艦 十勝 石狩

第一独立航空戦隊

 航空母艦 鳳翔 鳳凰 

第二独立航空戦隊

 航空母艦 翔龍 瑞龍

第三独立航空戦

 航空母艦 萃鶴 勇鶴  

第一独立駆逐隊

 駆逐艦 秋月 照月 凉月 初月

第二独立駆逐隊

 駆逐艦 新月 若月 霜月 冬月

第三独立駆逐隊

 駆逐艦 春月 宵月 夏月 花月

第四独立駆逐隊

 駆逐艦 烈月 慧月 霊月 麟月 



第一機動艦隊

司令長官:小沢治三郎中将 旗艦:航空母艦赤城


第五戦隊

戦艦 金剛 比叡 榛名 霧島

第十三戦隊

 重巡洋艦 利根 筑摩 鈴谷 三隈

第十四戦隊

 重巡洋艦 妙高 足柄 吉野 皇海

第一航空戦隊

 航空母艦 赤城 加賀 蒼龍 飛龍 

第二航空戦隊

 航空母艦 翔鶴 瑞鶴 雲鶴 雷鶴 

第三航空戦隊

 航空母艦 幻鳳 神龍 麟龍 紫龍 

第二十三戦隊

 軽巡洋艦 阿賀野 能代 矢矧 酒匂

第二十四戦隊

 軽巡洋艦 大淀 仁淀 高瀬 鳴瀬

第六駆逐隊

 駆逐艦 叢雲 東雲 薄雲 綾波

第七駆逐隊

 駆逐艦 夕暮 有明 玉波 狭霧

第八駆逐隊

 駆逐艦 笠雲 氷雲 旗雲 浮雲

第九駆逐隊

 駆逐艦 黒潮 逆潮 長潮 風潮

第十駆逐隊

 駆逐艦 初風 野風 太刀風 東風

第十二駆逐隊

 駆逐艦 横風 松風 帆風 陸風

第十三駆逐隊

 駆逐艦 欅 楠 椎 初桜 



第二機動艦隊

司令長官:山口多聞中将 旗艦:航空母艦大鳳


第六戦隊

 戦艦 上総 下総 

第十五戦隊

 重巡洋艦 最上 熊野 那智 羽黒

第十六戦隊

 重巡洋艦 古鷹 衣笠 黒姫 遠音別

第四航空戦隊

 航空母艦 大鳳 雷鳳 郷鳳 麟鳳 

第五航空戦隊

 航空母艦 雲龍 嵐龍 雷龍 虹龍 

第二十五戦隊

 軽巡洋艦 米代 子吉 雄物 瑠萌

第二十六戦隊

 軽巡洋艦 常呂 後志利別 沙流 雲出

第十四駆逐隊

 駆逐艦 秋風 雨風 天津風 中津風

第十五駆逐隊

 駆逐艦 北風 微風 束風 宵風

第十六駆逐隊

 駆逐艦 神風 夏風 夕風 夜風

第十七駆逐隊

 駆逐艦 神楽月 菊月 葉月 長月

第十八駆逐隊

 駆逐艦 夏草 千草 初菊 白菊 



第二支援艦隊


司令長官:小田切理少将 旗艦:自走浮きドック神戸


第四独立戦隊

 巡洋戦艦 石垣 佐渡

第四独立航空戦隊

 軽航空母艦 陣鷹 冲鷹

第二十九戦隊

 軽巡洋艦 菊池 五ヶ瀬 松浦 本明

第三十戦隊

 軽巡洋艦 番匠 遠賀 六角 嘉瀬

第五独立駆逐隊

 駆逐艦 弦月 半月 有明月 夕月夜

第二十六駆逐隊

 駆逐艦 霊夜 深夜 秋夜 夏夜

第二十七駆逐隊

 駆逐艦 沖夜 初茜 初東雲 初霞

第一工作隊

 自走浮きドック 神戸 横浜 大阪 名古屋

第二工作隊

 自走浮きドック 東京 函館 

 工作艦     鳴門 豊予

第一揚陸隊

 強襲揚陸艦 墨田 江東 品川 目黒 

第二揚陸隊

 強襲揚陸艦 世田谷 仲野 台東 文京

第一輸送隊

 輸送艦 札幌型15隻 


参加艦艇  198隻

参加航空機 2000機以上


航空戦力を中心として、編成された第一、第二機動艦隊は、択捉島、単冠湾を出港し、艦隊速度を20ノットで、オアフ島に向かっていた、ここに史上最強の航空機動艦隊を中心とした、作戦が始動した。



ハワイ諸島 オアフ島 

米太平洋艦隊司令部


此処アメリカ太平洋艦隊司令部では、日本艦隊が出撃したという情報をキャッチし混乱状態であった


チェスター・ニミッツ

「日本艦隊の行方はまだわからないのか」


参謀1

「はい、ですが、スパイによる情報収集等を重ねた結果、日本艦隊の攻撃目標はここはオアフだと思われます」


チェスター・ニミッツ

「出撃した艦隊は」


参謀2

「第二連合艦隊です」


チェスター・ニミッツ

「・・・ハルゼー、出せる艦艇はどのくらいか分かるか」


ウィリアム・ハルゼー

「残念だが、出せるのは、戦艦ノースカロライナ、ワシントン他巡洋艦、駆逐艦合わせても20隻位だ、空母も就役したばかりのエセックスがいるが・・・毎日のように事故が起こったら話にならない・・・とてもじゃないが、今の日本艦隊には太刀打ちできない」


何時もは強気なハルゼー提督だが、今回ばかりは、その自身も消え失せていた

去年の暮れに就役した、米海軍の誇る最新鋭空母エセックスだが、就役直後に溶接ミス、電路の接続ミス等が露呈し、それらの問題が3月にようやく改善され、本格的訓練に移ったが、毎日のように着艦事故が起こり、機体の補充が間に合わない状態であった。


ウィリアム・ハルゼー

「・・・こんな戦争、始めたのが間違いだ」


ハルゼーはつぶやき、ニミッツの執務机にある、写真を見た


ウィリアム・ハルゼー

「・・・こいつが日本人が作った空母・・・ホウショウ」


チェスター・ニミッツ

「あぁ、第二連合艦隊に配備されている超大型空母だ、こいつが日本海軍の空母の基本型になっているみたいだ」


航空屋のハルゼーは、空撮された鳳翔の写真を見て、その機能性をすぐさま理解した


ウィリアム・ハルゼー

「・・・俺は、日本人共をジャップと呼んで馬鹿にしていたが、どうもそれは間違いだったらしいな・・・」


チェスター・ニミッツ

「あぁ、日本人を敵に回したのは間違いだったかもしれん」


ウィリアム・ハルゼー

「・・・悩んでも仕方ない、後は軍人の役目を尽くすだけだな」


チェスター・ニミッツ

「ハルゼー君は、艦隊を率いて、サンディエゴに退避してくれ」


ウィリアム・ハルゼー

「何を言っているんですか、提督!」


ニミッツの衝撃的発言に、ハルゼーは声を張り上げる


チェスター・ニミッツ

「ハルゼー、君にはわかっているだろう、我が太平洋艦隊の練度を」


現在アメリカ太平洋艦隊の練度は、御世辞にも高いとは言えなかった


チェスター・ニミッツ

「この状態で日本艦隊を迎え撃つとしても、とても歯が立たないだろう・・・頼む」


ウィリアム・ハルゼー

「・・・了解しました、提督はどうするんですか」


チェスター・ニミッツ

「・・・その時次第だ」


その日の夕方、ハルゼーは動ける艦艇をすべて引き連れて、真珠湾を出港した



第二連合艦隊

旗艦 イージス戦艦播磨 艦橋


「軍令部より入電です」


翔平

「うん、入電?」


「はい、読み上げます【発:海軍軍令部 宛:第二連合艦隊 真珠湾より艦隊出航せり、目的地は、サンディエゴと思われる】以上です」


翔平

「艦隊を後方に下げたか・・・いい判断だな」


啓太

「第一機動艦隊、第二機動艦隊より連絡、【我出撃する】以上や」


翔平

「よし・・・予定通りか」


翔平は腕時計を見て時間を確認する


刹那

「長官、まもなく変針予定海域です」


翔平

「よし、変針、各艦に連絡、艦隊速度は25ノットを維持せよ」


啓太

「了解」


翔平

「針路変更、目指すのは真珠湾!」




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