第二十四話 三貴子との会談
第二連合艦隊
旗艦 イージス戦艦 播磨 長官室 (?)
謎の声によって、謎の空間に飛ばされた翔平たち
翔平
「いったい、何が起こったんだ」
播磨
「分からないわ」
武
「おい、誰かいるぞ」
武は、三つの人影らしきものを見た
翔平
「誰だ?」
??
「そんなに警戒するでない」
啓太
「警戒しない方がおかしい」
??
「うっ、それも、もっともな話だ」
翔平
「だから誰だって聞いているだろ」
建速須佐之男命
「おっと、スマン、俺は建速須佐之男命」
播磨
「っえ!」
月夜見尊
「私は、月夜見尊」
天照大神
「妾は天照大神じゃ」
なんと、翔平たちの前に三貴子が現れた
翔平
「三貴子が何の用ですか」
建速須佐之男命
「知りたいだろう、なぜ、艦の腐食が進まないか」
月読見尊
「そして、なぜ成長が止まっているのかを」
天照大神
「それは妾達が、諸君らの、時空間を歪めたからじゃ」
武
「時空間を歪めた?」
天照大神
「そうじゃ、諸君たちをこの時間へと飛ばし、飛ばす時に、時空間を歪め、諸君たちの艦の時間は、止まっているのじゃ」
翔平
「へぇ~」
建速須佐之男命
「まぁ、それと同時にお前らの、体も成長はしていない」
武
「それは一部の人には面白い効果だな」
翔平
「おい、何言ってるんだよ親父」
バッシ
武
「痛ッ」
葵
「何故私達はこの時代に飛ばされたのでしょうか」
天照大神
「それは・・・なんだっけ?」
スッテェッン
天照以外の全員がすっこけた
建速須佐之男命
「おい、しっかりしてくれよ、姉さん」
月夜見尊
「はぁ~、シッカリしてくださいよ」
天照大神
「ふむ、では、説明するぞ」
翔平
「はい」
天照大神
「諸君らをこの時代に送ったのは、日の本いや、世界を破滅から救ってもらうためじゃ」
武
「破滅?」
建速須佐之男命
「そうだ、西暦2026年の8月15日に第三次世界大戦が勃発する」
月夜見尊
「原因は、中華人民共和国と朝鮮民主主義人民共和国の暴走」
天照大神
「戦争が激化するにつれて、暴走した中国は、核ミサイルの使用したのじゃ」
月夜見尊
「これにより、日本国は壊滅、アメリカ合衆国始め欧州も同じく壊滅した」
建速須佐之男命
「この報復処置として、アメリカ合衆国、ロシア連邦は、中国に核ミサイルを使用」
天照大神
「人類は滅びたのじゃ」
翔平
「そんな・・・」
武
「会社の利益の9割をつぎ込んで作った艦隊も無駄だったて事か」
建速須佐之男命
「無駄ではないぞ」
啓太
「なぜ」
月夜見尊
「この艦隊があったからこそ、歴史を変えることを思いつき、実行したからな」
天照大神
「そう言う事じゃ」
播磨
「そうなの」
葵
「私達はこれから何をすれば」
月夜見尊
「今までやってきたとおり歴史を変えてください」
建速須佐之男命
「特に、原子爆弾だけは闇に葬ってほしい」
翔平
「それは、開発をやめさせ、開発をやるところは徹底的につぶせばいいんですね」
天照大神
「そうじゃ、あっ、ちなみに、諸君らの時間が再び動き出すのは西暦2025年の4月1日じゃ」
月夜見尊
「但し、時間が止まっても、成長、腐食が止まっていうるだけで、艦船は攻撃を承ければ損傷するし、人間も怪我をする」
建速須佐之男命
「そこだけは注意してくれ」
翔平
「分かった」
天照大神
「では、世界の運命は諸君らの双肩にかかっている、後は任したぞ」
翔平
「任してください」
翔平が元気よく返事をすると、三貴子は微笑み
消えて行った
翔平
「っは!」
翔平が気が付くと、艦底から重厚なエンジン音が響き渡っていた
武
「なんだったんだ」
翔平
「少なくとも夢ではないだろう」
啓太
「今後の作戦をさらに練り直すことが必要だな」
葵
「そうですね」
播磨
「私は皆にこのことを話してくる」
翔平
「正確に伝えてくれよ」
播磨
「分かったわ」
播磨が転移していった
翔平
「さて、これからどうするか」
武
「簡単だろ、まずロスアラモス研究所を潰す」
翔平
「それはいいが、技術的にも厳しいぞ」
啓太
「やっぱり富嶽が完成するまでは爆撃は不可能」
葵
「少なくとも時間があと半年必要です」
翔平
「う~ん、そうするしかないな」
その時、一人の士官が長官室に入ってきた
士官1
「失礼します」
翔平
「どうした」
士官1
「第一潜水機動艦隊から入電、〈龍は眠った〉以上です」
翔平
「うん、分かった」
士官1
「失礼しました」
士官が出て行った
翔平
「どうやら、パナマ運河封鎖に成功したようだな」
武
「そうだな、無理して設計したかいがあるってもんだ」
その後、ミッドウェイ攻略作戦も終了し第一連合艦隊はトラックに、第二連合艦隊は無事横須賀に入港した。
ヨークタウン級三隻は、横須賀のドックに入れられて改造されることになっていた。
天嶽
「更新しました」
播磨
「期日通りだけど、短くない」
天嶽
「はい、ここで、三貴子とは何かを説明します、三貴子とは記紀神話で黄泉の国から帰ってきたイザナギが黄泉の汚れを落としたときに最後に生まれ落ちた三柱の神々のことである。イザナギ自身が自らの生んだ諸神の中で最も貴いとしたところからこの名が生まれた。三貴神とも呼ばます」
播磨
「へぇこういうことなのね、作者、アレ?作者・・・逃げたわね」
大和
「作者なら、さっき向こうに行きましたよ」
播磨
「ありがとう」
大和
「ご意見ご感想お待ちしております」