表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新生連合艦隊  作者: 天嶽
17/62

第一五話 日本本土初空襲

4月17日(日本時間午後6時)


太平洋洋上


現在、第二連合艦隊は太平洋洋上を驀進していた、幻夜による、敵艦隊探索の結果、米艦隊の陣容は、空母4、巡洋艦8、駆逐艦12隻から編成された艦隊であることが分かった、米艦隊は、史実道理の針路をとり、日本本土へ近づきつつあった、



第二連合艦隊 旗艦イージス戦艦播磨 艦橋


啓太

「長官、敵艦隊を発見しました」

翔平

「よし、作戦道理、艦隊を分離する」

啓太

「了解、各艦に通達、支持道理にペアを組んで航行、各部隊は指定海域に移動!米艦隊を追い返せ!!」

翔平

「帝都防空基地に打電、航空隊の発進準備、敵さん、明日来るぞ」

「了解、暗号回線で打電します」

翔平

「よし、常陸に打電!電子戦用意!」

水兵

「了解!」


第二連合艦隊 イージス戦艦常陸


常陸には、2025年の米軍を凌ぐ、電子戦用の機器が満載されていた


水兵

「旗艦より、入電、電子戦用意、です」

ちなみに、艦長は、釘宮信也大佐である

信也

「電子戦用意!いよいよだ、本艦の能力を見せてやれ!」

砲雷長

「了解、電子戦用意!」

水兵

「用意よし!」

砲雷長

「ECM攻撃開始!」

常陸

「電子戦専門戦艦の名は、伊達じゃありません!その力見せてあげましょう!!」


イージス戦艦常陸から強力な妨害電波が実施された


第二連合艦隊 イージス巡洋艦十六夜


副長

「艦長、電波妨害が始まりました」

雄哉

「うん、米艦隊の位置は特定できているか?」

副長

「はい、現在史実道理の針路を航行中、50ノットで行けば明日の朝に会敵するでしょう」

雄哉

「よし、雪月に通達、速度50ノット本艦の後方200につけよ」

雪月とは、秋月が駆逐艦の6番艦である

水兵

「宜候!」


イージス巡洋艦十六夜と駆逐艦雪月は50ノットの速力で暗い闇の中に入っていった。


4月18日(日本時間午前7時)


第18任務部隊 空母エンタープライズ


現在、米艦隊はレーダーが突然真っ白にになり混乱していた

士官

「レーダーはまだ復旧しないのか?」

水兵

「はい、調べてみたところ、アンテナにも異常はありません」

士官

「だったらなぜ、レーダーが真っ白なんだ」

水兵

「分かりません」

士官

「くっ、早急に復旧しろ」

水兵

「了解」


士官

「提督、爆撃隊の発艦準備完了しました」

ハルゼー提督

「全機発艦だ、ジャップに真珠湾のお返しをしろ!!」

士官

「サー・イエッサー!!」


その命令の後、空母エンタープライズから、16機のB-25が発艦しようとしていた、ちなみに、B-25を搭載している空母は、史実とは違い、エンタープライズの他に、ヨークタウンである、あとの2隻、ホーネットとワスプは、護衛機や哨戒機を搭載している。

エンタープライズの艦橋トップ、マストには、一人の少女が腰を掛けていた、この少女はもちろんエンタープライズの艦魂である。


エンタープライズ

「見てなさいジャップ、今アメリカからのプレゼントを届けるから」


爆撃隊の最後の機体が発艦したのは、史実と同じ、8時18分であった


士官

「提督、全機発艦しました」

ハルゼー提督

「・・・全艦回頭、これより帰還する」

その時

水兵

「左舷に艦影を視認・・・あれは、テンワクラス巡洋戦艦!!」

ハルゼー提督

「なんだと、何故気づかなかった」

士官

「それが、レーダーが故障してしまいまして」

ハルゼー提督

「糞!全艦対艦戦闘用意!いくら巡洋戦艦と言っても一隻だ、数で押さえろ!!」

水兵

「敵艦発砲!」

ズッドーーーン

水兵

「重巡ノーザンプトン、爆沈!」

重巡洋艦ノーザンプトンは十六夜の一斉斉射により艦中央に30,5センチ徹甲弾が命中、爆沈した

ハルゼー提督

「重巡が一発でしかも初弾命中だと・・・」

士官

「提督・・・」

ハルゼー提督

「くっ、全艦回避行動をとりつつ、東へ退避しろ」

士官

「了解」

空母エンタープライズから、発行信号が打たれた



第二連合艦隊 イージス巡洋艦十六夜



水兵

「米艦隊、退避していきます」

雄哉

「う~ん、なんか張り合いがないな」

十六夜

「それを言ったら可哀そうよ」

雄哉

「それもそうか」


天羽型巡洋戦艦の30,5センチレールガンの威力は、通常の艦砲に直すと42センチ砲と同等らしい


雄哉

「よし、最後に七式魚雷発射用意」

砲雷長

「宜候!・・・発射用意よし」

雄哉

「発射!」

パッシュ

乾舷のシャッターから隠されていた魚雷発射管から4本の魚雷が米艦隊に向けて放たれる

雄哉

「さて、戻るか、雪月に打電、本艦についてこい」


第18任務部隊 空母エンタープライズ



水兵

「敵艦反転、退避していきます」

ハルゼー提督

「おかしい、こんな簡単に引き上げるわけが・・・」

ズガーン!

水兵

「艦尾に被雷しました」

ハルゼー提督

「おちつけ、被害報告急げ!」

水兵が艦橋に走ってきた

水兵

「報告!艦尾に被雷、第一スクリュー損傷、艦尾から若干の浸水があります」

さらに、見張り員からの報告が来た

水兵

「空母ヨークタウン、ホーネット、ワスプも被雷しました」

ハルゼー提督

「損傷は?」

士官

「各空母も小破乃至中破です」

ハルゼー提督

「損傷艦を中心に輪形陣で航行、本艦隊は撤退する」



茨城県上空


現在、茨城県上空には、陸海軍合同の迎撃部隊が編成されて飛んでいた、その数約100機、たった36機のB-25には、過剰防衛と言えるほどの迎撃の数であった、主な機体は、海軍の零戦、陣風、紫電、陸軍の疾風、飛燕、隼、鍾馗さらに音神5機が待機していた。

音神を操っているのは、海軍、陸軍の中から厳選した、エースパイロット達、もしくは、なる予定の男たちであった、その中には、軍鶏とあだ名、されている、笹井醇一少尉もいた。


笹井

「いつもながら、この機体の乗り心地は最高だ」


笹井は音神のコックピットで行った、笹井の乗っている音神は、この時代で最初に作られた機体であり、オリジナルとは若干性能が落ちていた、おもにステルス性能が、だが、レーダの性能が、悪いこの時代ではあまり関係ないだろうと、武は言っていた。


笹井

「おっと、敵さんが来たみたいだぞ、全機俺続け!」


音神のレーダーが、敵の機影を映す

音神が轟音を立てて、あっという間に飛んでいく、後方にいた零戦以下の機体も速度を上げて音神の後についていく。


笹井

「居たぞ、全機攻撃開始!!」

笹井気が速度をさらに上げ、米軍機B-25にすれ違いざまに、機銃掃射をする、


ズゥウゥゥ


この攻撃によって、7機のB-25が爆散、米軍機は大混乱にをちいった


米兵1

「敵機発見!!」


ズゥウゥゥ


米兵2

「後続の10番機、12、13、14、15、16、18機爆散!」


ドーリットル

「各機弾幕を密にしろ!敵機を近づけるな!」

米兵3

「速い!」

米兵1

「3番機、爆散!」

米兵2

「前方から敵機接近!」

ドーリットル

「何!・・・多すぎる」


海軍陸軍の混合迎撃隊が今到着し、各機が迎撃に入った


ドーリットル

「糞!残った機は超低空で、進め!行くぞ!」


ドーリットル爆撃隊は超低空で東京を目指した


笹井

「おっと、敵さん低空でこちらの攻撃をまこうというのか、残念だがそれは無理だな」


なぜならドーリットル爆撃隊の先には、陸軍の防空部隊が待機していた、主武装は、一式対空戦車、一式戦車の砲塔を外し、その砲塔を高射砲に変えただけの、簡単な構造だが、高射砲は、完全自動装填装置と対空電探との連動により、射撃速度、命中率、両方とっても、現時点で世界最高の高射砲であった、


陸兵1

「2時の方向敵機接近!!数20!!」

部隊長

「全車、対空戦用意!日ごろの訓練の成果見せてやれ」

全員

『了解!!』


一式対空戦車の高射砲の口径は75mm有効射程は6,300mである


陸兵2

「敵機射程圏内に入りました!」

部隊長

「各車自由射撃、撃って――!!」


ドン ドンドン ドン


米兵1

「機長!前方敵部隊!」

ドーリットル

「なんだと!」


グッワッ


ドーリットル機は大きくバランスを崩し


ズッガン


墜落した


陸兵3

「敵機墜落!」

部隊長

「火は出てないな、よし、救助に向かえ、丁重にな」

陸兵4

「了解」


このやり取りの間でも、高射砲は火を噴き、戦闘機は、敵機に群がり、攻撃を続けた、米軍にとっては地獄であったであろう、高度を上げれば、音神、低く飛べば、一式対空戦車、がいたのだから、


笹井

「敵機全機撃墜を確認・・・これより帰還する」


迎撃部隊は風のように帰還した。


陸軍病院


ここでは、ドーリットル空襲での、捕虜が治療を受けていた、その中には、指揮官ジミー・ドーリットル中佐も含まれていた。


看護兵

「どうですかご気分は?」

ドーリットル

「君たちは、馬鹿なのかね?捕虜にこんなにいい待遇をして、これはもう捕虜の扱いではない、私はゲストみたいなものだ」

看護兵

「いいえ、これが我が帝国の方針の一つです、中佐も怪我が完治したら、母国に送られるでしょう」

ドーリットル

「我々は、捕虜ではないのかね」

看護兵

「はい、我が大日本帝国は基本的に捕虜をとらないので」

ドーリットル

「・・・なんて国だ・・・ハッハッハッ」


太平洋洋上


第二連合艦隊 旗艦イージス戦艦播磨 艦橋



啓太

「長官、帝都防衛に成功しました」

翔平

「うん、作戦道理だな」

播磨

「堀井参謀もよくここまで予測できたわね」

翔平

「ふっ、あいつは昔からこういうことが得意だったからな」

播磨

「そういえばそうね」

翔平

「そういうことだ・・・全艦針路変更トラック島に向かう」

啓太

「宜候!!全艦針路変更!」

翔平

「さて、次の準備をしますか」




作者

「大変遅れて申し訳ありません」

播磨

「本当にね、今回は間が空きすぎじゃないかしら」

常陸

「本当ですよね」

作者

「すいません、反省しています、許してください」

十六夜

「いいえ、許しません」

作者

「出た~~!ギャァァァ~~」

播磨

「・・・」

常陸

「ご意見ご感想お待ちしております」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ