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新生連合艦隊  作者: 天嶽
11/62

第九話 合流

12月9日



イージス戦艦播磨 長官室



翔平

「・・・」


作戦報告書黙読中だ


翔平

「・・・よし、上々だ」


その時、長官室の扉がノックされた


翔平

「どうぞ・・・どなたですか?」


翔平は長官を任されてから、ほとんどの、人、艦魂と話してきたので、顔は覚えていた、が入ってきた、

少女は、全く見たことがなかった


テネシー

「私は、戦艦テネシーの艦魂テネシーです」


翔平

「テネシーさん何か御用ですか?」


テネシー

「この、艦隊の司令官に挨拶をと、・・・あなた本当に司令官?」


ガッタン 


翔平

「な、何を言ってるんですか」


テネシー

「若すぎる」


翔平

「・・・俺は、正真正銘、この第二連合艦隊の司令長官です」


テネシー

「・・・」


その時、播磨がやってきた


播磨

「翔平、神戸達が来たわよ・・・誰?」


翔平

「そうか、播磨、テネシー、最上甲板に行くぞ」


播磨

「ちょ、ちょっと待ちなさい~」


テネシー

「あの~」


播磨

「うん?あなた誰?」


テネシー

「テネシーです」


播磨

「へ~あなたが、私は、播磨この艦の艦魂よ」



イージス戦艦播磨 最上甲板



翔平

「来たか」


補給艦隊が護衛の駆逐艦に守られてやってきた


翔平は、艦内電話を取り、艦橋へ連絡した


翔平

「・・・艦長、対潜、対空警戒を厳重に、・・・よし分かった」


播磨

「翔平」


翔平

「播磨か」


テネシー

「長官、何をするつもりですか?」


翔平

「見たらわかる、テネシーあの艦はなんだと思う」


テネシー

「特大の油槽艦ではないのですか」


播磨

「翔平、横から見たら誰だって油槽艦だというわよ」


翔平

「あたりまえだ、そう思うように設計されているんだから、テネシーあれは、浮きドックだ」


テネシー

「え~~」



自走浮きドック神戸 艦橋



今神戸は、鹵獲艦メリーランド後方800mまで接近していた


水兵

「艦長、目標艦まで800を切りました」


艦長

「速度5ノット、針路このまま、ドック注水」


水兵

「よ~そろ~」


神戸のドックが注水された


水兵

「ドック注水完了、目標艦まで500」


艦長

「機関停止」


神戸の機関が止まり、惰性で進んでいた


水兵

「目標艦まで100」


艦長

「ゲート開け」


水兵

「ゲート開きます」


神戸のゲートがゆっくりと開かれた


水兵

「目標艦まで50…40………10…入渠確認」


艦長

「機関後進、速度2ノット」


神戸が後進をかけて、停止した


艦長

「機関停止、ゲート閉め、艦固定」


水兵

「よ~そろ~」


戦艦メリーランドの艦体が固定された


水兵

「艦固定完了」


艦長

「ドック排水、作業員作業開始」


鹵獲艦メリーランドに続いてテネシー、カリフォルニアもドック入りし改装が始まった


翔平

「テネシー、驚いたか?」


テネシー

「正直、日本がこんなに技術が高いとは思わなかったです」


翔平

「そうか、そりゃあ、そうだよな、」


何やら一人で納得していた


テネシー

「?」


翔平

「テネシー、この艦の中は自由に見学していいが、迷うなよ」


テネシー

「長官は、私をバカにしているのですか」


翔平

「いや本気で言っている、本艦は上下12層に分かれている、しかも各層が、2000くらいの区間に区部されているから、迷子にならない方がおかしい」


テネシー

「・・・」


播磨

「どうしたのテネシー」


テネシー

「あ、いや複雑すぎでは、ないでしょうか?」


翔平

「そうだな、よく迷子になるやつもいるくらいだ」


テネシー

「水兵泣かせの艦ですね」


播磨

「なによ、それ~」


翔平

「はっはっはっは」


その後、第二連合艦隊は、補給をしてウェーク島攻略支援のため、艦隊を分散した、日本に帰還する艦

は、日本に針路をとり、本隊から離れていった



イージス戦艦播磨 艦橋



啓太

「長官、強襲揚陸艦新宿より無線連絡です」


新宿とは、第二連合艦隊が未来から持ってきた艦の一隻であり艦内には、LCAC4隻、20式戦車20輌、

155mm自走砲20輌、諸車両100輌が、積まれている


翔平

「うん、私だ」


??

「長官、支援に感謝します」


無線の向こう側で話しているのは、上陸隊隊長の野村純平大佐だ


翔平

「早いとこ、終わらして次に行きましょう」


純平

「分かりました」


無線が切れた


翔平

「10分後に砲撃を開始する」


全員

「了解」



10分後



翔平

「全艦砲撃開始」


艦長

「撃ち方始め!!撃~~っ!!」


カッ ズドオォォーン


ドン ドン ドン


播磨を始めとする戦艦隊から駆逐艦部隊の秋月までの全艦が砲撃をしていた


播磨

「このままだと、島の形が変わっちゃうわよ」


すでに砲撃を開始して20分が経っていた


翔平

「ふっ、そうだな、砲撃止め、上陸開始」


啓太

「了解」


この上陸作戦は成功の内に終わり、第二連合艦隊は帰投した






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