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第49章 賈詡、曹操の死、漢の滅亡を見る
西暦二百二十年(建安二十五年)、「建安」最後の歳である。
この年、稀代の英雄、曹操が六十六歳で亡くなった。
そして曹丕が後を継ぎ魏王となり、そして、献帝に「禅譲」をせまり、「魏」の初代皇帝となったのである。
父である曹操の諡号を「武帝」とし、自らを「文帝」にした。
さて、賈詡文和である。
翌年、既に七十五歳であるが、文帝より、三公の一つである「大尉」に任命された。
賈詡の助言に対する恩返しであろう。
しかし、流石の賈詡もここまで高齢になると体がつらくなった。
そして、徐々に政務から身を引いて西暦二百二十二年(黄初三年)には、事実上引退し、魏の政界における象徴的な存在となったのである。




