苦労の太陽が私を人間へと輝かす
「青空誠の詩」
「オオカミなかなか来ないな!」
かれこれ三時間くらい、待ち続けていたのである
青空誠はぼやいたのである
「そうですね!そんな簡単に、冒険は行きませんよー!」
ルミエールも不貞腐れていた。
そんな時、ふと、青空誠は、自分の中に詩が浮かんだのである
自分の鞄からノートとペンを取り出して、詩を書き始めたのである
詩はこうである
「介護の苦労があるからこそ、僕だけにしか書けない言葉がある。
その言葉が、きっと、人に優しくなれる言葉だと、信じている
苦労した分だけ、人に優しくなりたい。
その気持ちが、私の周りに幸せがやってくる
苦労の太陽!苦労の太陽!苦労の太陽!
その苦労の太陽が、私を人間として私を輝かす」
タイトルは「苦労の太陽が私を人間へと輝かす」
ルミエールは横で覗き見したのである
「いいわね!青空誠さんにしか書けない言葉ね!青空誠さんに詩を書く才能があったとは、驚きだわ!」
ルミエールの顔は驚きと嬉しそうな顔になっていた。
「ありがとう。ルミエール!僕も誰かに詩を見てもらえて、嬉しいよ!それが、どれほど詩を書く上で、励みになることか!」
青空誠は、書いたノートを大切にまた、鞄にしまったのである。
その時である
仕掛けた肉の塊にオオカミの群れが向かってきたのである
「きたわよ!誠さん!」
「わかってるよ!くそ!怖いな!」
誠のはじめての戦いはどうなるのか?
続く!