「正義の剣と笑顔」
「正義の剣と笑顔」
誠は寝転んでいた。
クロシスとの修行に疲れて、昼ご飯を食べて、休憩していたのである。
そして、考えていた。
心の中でつぶやいた。
「この世界に来て一番の幸せは、ルミエールの笑顔である。毎日、僕に笑顔を向けてくれる人は、元の世界にはいなかった。僕の家族は笑顔を忘れたく家庭だったのかもしれない。僕も家庭の中で笑顔を忘れるくらい家庭の責任や悩みに押しつぶされていた。笑顔が毎日あるだけで、人生は少しだけ、前を向いて歩いていけるんだと、今、僕は噛み締めている」
そこへルミエールが笑顔で声をかけてきてくれた。
「午前中もお疲れ様!誠さん!クロシスさん相手に本当に頑張ってるわ!これからも応援してるね!」
誠はこの笑顔が僕に幸せをくれているのだと実感した。
「ありがとうルミエール!よし、午後も頑張るよ!ルミエールも無理はしないでね」
またルミエールは明るい笑顔で、
「ありがとう誠さん!私は、皆んなを守れる、人になりたいのよ!午後も頑張りましょう!」
誠はクロシスのところにきたのである。
「よく頑張ったよ。次の修行は、これは光の扉の組織秘伝の技だよ!これは正義の心がないと使えない、秘伝の技だからね!」
誠は驚いていた。
「正義の剣とは!?」
クロシスは爽やかに語り出した。
「よくぞ聞いてくれた。誠さん!正義の剣とは、相手の悪の心を斬る技なんだ!僕は信じているんだよ!誰の心にも、正義の心と悪の心があるとね!だから、正義の剣で悪の心を斬り、その人を幸せに、病んだ心に勇気を灯すのがこの技だよ!
「凄いですね!そんな技が僕に使えるでしょうか?」
「使えるとも!それは修行あるのみだよ!それに、誠さんの武器は、介護などで大変な思いをしてきた。苦労した人ほど、人に優しくできるものさ!そう僕は信じてる!だから、誠さんは選ばれたのだろうね!光の扉の組織にさ!」
「なるほど!」
誠は真剣に聞いていた。
続く




