表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 スマホ

異世界ファンタジー系のラノベといえば魔物に転生するものだったり、何かしらの作品のキャラに転生したり、チートをもらったり、召喚されたり、いろいろあると思う。だけど、だけどいくら何でも魔法すら使えないスマホはあるえないでしょ


なぜこんなことを考えているかって?

はは、なにせ俺の転生先がスマホだったからだよ

案の定、ステータスを開いたのだが、ご丁寧に説明文も載っていた


〔ステータス〕

名前:なし 種族:スマホ レベル:1 権限レベル:Ⅰ

体力:10 攻撃:3 魔力:16 防御:5 速度:0

スキル:〈写真鑑定〉〈写真編集〉〈自己修復:Ⅰ〉

権能:機械変形機構(※使用可能権限レベルⅤ)


〈写真鑑定〉写真に撮ったものの詳細を知ることができる

〈写真編集〉写真を編集して現実へと変える

〈自己修復:Ⅰ〉スキルを発動すると破損個所を修復する。なお、修復速度はスキルレベルに依存する



といった感じだ。うん、わかってたけど俺弱すぎる

ただしれっとやばいスキルが混じってるんだよな。この〈写真編集〉って要は万能といっても過言じゃないレベルの激強スキルだよね


たとえば編集でバラバラにすれば現実でもバラバラになるんでしょ?バケモンじゃん

てか、速度0って移動できないからだよね、ははは


あと、めっちゃ今更だけどここどこ?どう見てもジャングルみたいなところじゃん


———

——


あれから数日がたったけど今のところ化け物しか見てないね。まあ、全部倒して俺の経験値にさせてもらった

あと、最初はなんか角の生えた狼の首を編集で切り落としてみたらマジで切れた。それに狼はライトニングウルフという種族で、雷魔法を使うことができる魔物だったらしい(写真鑑定曰く)


機械に雷はマズイのだ。つまり天敵だった。それとこの狼は俺の思ってた以上に強かったらしく、一匹でレベルが3まで上がった

レベルアップ報酬一回分でステータスの能力値に+10加算されて合計+20加算された


それとスキルを新しく選べるようになったから、二つ選んだ。一回のレベルアップで一個選べるのだろう

選んだスキルは〈魔法耐性:雷〉と〈機種変更〉というスキルだ


〈魔法耐性:雷〉はその名の通り、雷魔法に耐性がつくスキルだ。もう一つの〈機種変更〉というスキルはなんか別枠で載ってた。しかも一番上といういかにも重要そうだったから取得しただけで、写真鑑定でもよくわからない説明が出てくるだけだった


〈機種変更〉機種を別のものへと変更する


これだけ。説明不足過ぎるのだが、一つだけ使い方を予想できるものがある。レベルアップの影響で機械の知識がこう、インストールされたような感じがした。現に、前世の記憶にはない別のものがある


それも、前世の機械全般の一覧とステータス、さらにレベルまで載っているもんだから驚いた。戦闘機や戦車に、前世にはないSF系のロボットも載っていた


レベルが載っていることから「もしかしたら現在のレベルが設定されたレベルを超えれば使用可能になるのでは?」と俺は考えた。ただまあ、あくまでこれは俺の考えた仮説でしかない。一番早く使えるようになるものでさえ設定レベルが12だから当分はお預けである


ひとまずはレベルを上げることを目標にすることにした

機種設定


機種:最小系人型ロボット試作機15号

レベル12

名前:なし 種族:機械 レベル:12 権限レベル:Ⅰ

体力:120 攻撃:290 魔力:160 防御:520 速度:180

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ