表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

 私と先生は森の中で散歩をしたり、近くにある川で川遊びをしたり、ときには絵の具と白いスケッチブックを用意して森の中にいる動物たちの絵を描いたりした。

 あと雨の日には家の中で二人で一緒にピアノを弾いたりもした。(先生の家には小さなピアノがあった)

 私はピアノが全然弾けなかったのだけど、先生が教えてくれたので、簡単な曲なら、一応、一人で弾けるようになった。(嬉しかった)

 それから料理をしたりもした。

 掃除もしたし、植木鉢に咲いている赤い花に水をやったりもした。

「お料理も掃除もお花に水をあげることも立派なお勉強なんですよ」

 とふふっと笑って先生は言った。

 私はそんな風にして先生と過ごす時間が大好きだった。

 そんな大好きな時間の中で 私が一番大好きだった時間は先生といろんなお話をする時間だった。

 先生は私に本当にたくさんのいろんな魅力的なお話をしてくれた。

 それらのお話はどれも私の知らないことばかりで、本当にわくわくするような魅力に溢れていた。(世界には私の知らないことがとてもたくさんあるのだと私は知った)

 そうやって私は先生と一年間、この森の中で一緒にお勉強をした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ