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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第8章 卒業試験を受ける僕と幼馴染達
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第68話 嫌な予感マックス



 背後からぐっさりやられないようにと不審者を警戒しながら、地下道で汚水の臭いにやられそうになりながら、秘密の抜け道を探す。


 そんな中。


「変な道が一つあるな。これはなんだ?」


 明らかに人が通った形跡がある道を見つけた。

 足跡がついている。

 汚れをよく見ると、最近ついたものに見えた。


 誰か使ったな。

 隠された資料。古い用紙。


 ちょっと考えれば、対象者の想像はある程度ついてしまうのが嫌だ。


 マジかよ。

 自分だけ逃げてんのかよ。


「町を放棄する時に、誰かが通ったみたいだな」


 とりあえず、言葉を濁して、無難なセリフを吐き出す。

 誰でもわかりそうな事だけどな、誰かがしゃべらないと無言に押しつぶされる。


 嫌な予感にさいなまれつつも、しっかりと仕事はこなす。辺りを念入りに調査。


 ほどなくして、秘密の道へつながる入口を見つけた。

 

 この道が外に通じているなら、住民たちを外に逃がせるし、僕達だってこれ以上戦わずにすむ。


「進もう」


 息をのむクラスメイト達を促して先へ。


 すると、地下道を進んでいくと怪しげな集団と遭遇した。


 不審に思ってくださいって言ってるようなもんだぞ、それ。


 大きな荷物を持った身なりの良い人間……男性貴族一人と、その従者らしき男性が一人。


 キョロキョロしてて、僕達を見つけたらびくっと肩を揺らすというおまけつき。


 やられ役の小悪党みたいだな。


 しかし、身なりの良い人間かぁ。

 うわぁ、最悪に近い可能性踏み抜きやがった。



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