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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第6章 無茶ばかりする幼馴染達
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第49話 馬鹿の悪知恵



 追いつかれたら即キル&デス。

 生者の国から、黄泉の国へ強制移動。


 危険極まりない逃走劇が数分続いた。

 しかし、こちらは連戦に次ぐ連戦だ。

 疲労がたまっていた。


 そんな僕らと凶悪な魔物。


 結果なんて知れている。


 勝負は明らかだ。

 

 結果的との距離はじりじりと縮まっていって、採取的にはわずか数センチになった。


 もう、追いつかれる。

 そう思ったとき。


 幼馴染(馬鹿)が足をとめて、白狼を迎え撃った。


「おい、馬鹿が馬鹿してどうする。やめろ」

「こうなったら、イチかバチかだ。うりゃあああっ!」


 正面から迎えうった。

 勢いを殺さずに百狼が衝突しようとする。

 しかし、馬鹿はさすがに鍛えていた。

 哀れ木っ端みじんになるかと思いきや、ギリギリでそれを回避して、白狼の鼻に剣を突き立てていた。


『ギャウ!』


 弱点に攻撃された白狼が動きをとめる。


 なるほど、鼻をつぶして、匂いで追跡されないようにしたのか。


 痛みに悶えている白狼の視界から外れるようにして、身を低くし、僕達は遠くへ移動する。


「馬鹿のくせに考えたな(小声)」

「へへっ、ヨルンのまねだ。今の内にいこうぜ(小声)」


 幼馴染(馬鹿)は馬鹿なりに成長していたようだ。


 まあ、勉強はからっきしだけど、こういう悪知恵ならよく働くしな。



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