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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第6章 無茶ばかりする幼馴染達
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第48話 それができたら最初からやってる



 突然出てきたのは、特異型の魔物だ。

 他の魔物より、一回り体が大きい。

 あと、醸し出すオーラ? 戦意みたいなのが段違いだ。


 姿は狼っぽいな、種類は何だろう。

 白い毛並みは、今までの戦いでは見た事が無い。


 こういった存在は、プロの退治屋や騎士などでも手を焼くような存在がいる。


 最初に戦って敵わなかったならそういう事。

 自己流で鍛えただけの調子こいてるガキが勝てるわけがない。


 追いすがってくる特異型の白狼が、こちらにめがけて突進してくる。


「ちょっ」


 それを、逃げる僕達は間一髪でよけた。


 白狼がぶつかった木が、バリバリ音をたてて倒れていった。

 やばい、全身骨折ものの攻撃だ。


「うわぁ……」


 あんなのに吹き飛ばされたら、全身の骨がもれなく粉々になってしまう。


 僕達は、絶対に出会ってはいけない魔物と遭遇してしまったのかもしれない。


 お嬢様が威圧をしてもひるまないし、馬鹿が挑発しても行動パターンが変わらない。

 知能が高いようだ。

 やりにくい。


「ヨルン、私達を置いて逃げて。私達の責任だわ!」

「俺達が戦って時間を稼いでるうちに誰かを呼んできてくれ!」


 で、幼馴染達はそんな事を言い出す。


 はぁ、それが出来たら最初からやってるよ。


 さっきだって、そのまま帰ってたよ。


 耳なんてすませなかったし、振り向きだってしなかった。


 迷惑かけられてばっかだけど、なんだかんだいってこいつらの面倒を見てくるのは嫌な事ばっかりじゃなかったからな。



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