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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第6章 無茶ばかりする幼馴染達
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第45話 僕に言いに来るな



 僕には幼馴染が二人いる。

 一人は、馬鹿。恰好良いからって言って、就職の希望を騎士にするようなやつだ。

 もう一人はお嬢様、真面目で心優しいけれど、ちょっと天然が入っている。いい人なんだけど、困った人をみたら放っておけないという性格が問題だ。


 そんな二人に挟まれて育ったのが僕。

 当然彼らと親しくなると、振り回される。


 めちゃくちゃ振り回される。


 普通の生き方をしてたらしなくていい苦労をさせられる。


 背負わなくてもいいような苦労を背負う羽目になる。


 だってあいつら放っておいたら、どんどんとトラブルに首突っ込んでくんだ。

 誰かが尻ぬぐいしてやらないと、今にとんでもない事になるぞ。


 そんな面倒な幼馴染達は、たまにとんでもない不運を招き寄せるからいけない。


 今日も馬鹿とお嬢様が、ご近所の噂を拾ってきた。


 毎回思うけど、誰がこいつらにそういう情報流してんだ。

 凄腕の情報やでも徘徊してんのか。


 次あったら文句いってやるからな。


 子供に頼って情けなくないのかよって。


 で、目の前。


 二人の末期患者が僕に何か話しかけてきていた。


 こういう時の顔つきって、二人とも似てるんだよな。


 はい、お嬢様の言葉。


「ヨルン、魔物が大量発生してるみたいなの。討伐しておかないと被害がでちゃうわ」


 こっちは馬鹿の言葉。


「ヨルン、ちょっと腕なまってるから、魔物討伐いってくる。来るよな」


 はぁあああああああ……(超絶大きなため息をついて)。


 何でお前ら、僕にそんな事言ってくるんだよ!


 僕の性格分かってるだろ!





『魔物の大量発生、至急討伐求む!』


 特異型 魔物 ギガトレントの発生

 一部ゴールドドラゴンの発生も確認


 地域 シャール森林



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