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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第5章 勇者と戦わされる僕と幼馴染
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第39話 長期居候型不審者の強さ



 そんなこんなで長期居候型不審者に相手をしてもらう事になった。


 毎日授業後、お嬢様の屋敷によって戦う事になったんだけど……。

 結果。惨敗だった。


 戦っている間ずっと息がつらいし、汗が止まらない。


 相手を捕まえるどころか、剣先をかすらせる事すらできない。


「うぅ、手も足もでなかったわ」

「やべー、何だあの人。めっちゃ強っ!」

「ぜぇ、はぁ。まさか、ここまでとは……」


 お嬢様、馬鹿、僕の順での感想。


 幼馴染共に常日ごろから振り回されている影響で、並みの一般人よりは鍛えられてきた僕だ。普通の盗賊くらいは楽勝で倒せるくらいになったけど、それでもきつかった。


 僕を振り回してきた馬鹿&お嬢様の方も息を切らしているのだから、相手の強大さがよくわかる。


 あの不審者、それなりの強さがあるとは思ってたけど、やっぱりそうだったか。


 それどころか、そこらにいる騎士以上の実力を感じた。


 こいつに特訓をつけてもらえたら、きっと僕達は成長できるだろう。

 けれど……。


「後で変な事要求してきたりしないよな」


 やっぱり、あいつに頼み事するのはあまりいい気持ちじゃないんだよな。


 そんな僕の横で、休憩中の馬鹿がお嬢様に焼きもちを焼いていた。


「先生とじゃなくて、俺とも仲良くお喋りしようぜ!」

「いつもやってるでしょ?」

「もっと話したい!」

「いいけど。どうしたのさびしんぼさんになっちゃって」

「さびしんぼさんって子供相手みたいな言葉だな。あれ? なんか残念な気持ちになってきた」


 うん、そっちの方はどうでもよかったな。



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