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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第2章 勇者養成学校へ入学する幼馴染達
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第19話 これに懲りたら



 数分後、あまり頭の良くない二人から情報を聞き出して、犯罪者のアジトを見つけた。


 学校の近く、人工的に掘られた地下空間があった。

 その洞窟のようなところに、注意を払いながら足を踏み入れる。


 ちなみに非常事態なので、三人とも帯剣している。


 呪術犯罪者は、いた。


 人質達の前で、なんかやってるみたいだった。

 紙束とか実験薬とか、そこらに転がってるし、変な骨とかある。

 よく分からないけど、どうせロクでもない事に違いない。


 早めに取り押さえなければ。


「何か良い意見あるか?」


 馬鹿の意見。


「(小声)よし、俺が先にいくから他の二人は何とか人質を助けてくれ!」

「(小声)だから相手に気付かれたら人質が駄目になるって言っただろ!」


 お嬢様の意見。


「(小声)じゃあ、私が一人で頑張るから。えっと、二人はこっそり人質を助けてあげて」

「(小声)お嬢様のも同じです! こっそりするべきなのは突撃する方!」


 こいつらに聞いた僕が馬鹿だった。


「(小声)ああもう、全部僕が考える。いいか、言った通りに動けよ」


 その後の立ち回りについては省略。

 鍛えられたお人よし兼、魔物ハンターズは伊達じゃなかった。


「やぁぁぁ! 大人しく捕まりなさい!」

「うらあっ! これ以上抵抗すると、怪我させるからな」


 呪術犯罪者を無事に確保。


 幸いな事に僕達だけで何とかなったのだった。


 若干馬鹿一名とお嬢様一名が最初らへんで無謀な行動に出かけたけど、僕が出した代案によって事なきを得たのだった。


 ここにいた人質や、他の場所で捕まっていた人も無事解放された。


 一件落着だ。


 今回はかなり危なかったな。

 人質なんてものを使ってきて、他の人の命も危険にさらされるところだったんだから。


 ぜったい馬鹿とお嬢様だけだったら詰んでた。

 やばい事になってた。


 失敗した時、僕達だけが痛い目を見るわけじゃないんだ。

 これに懲りたら、迂闊にやばい事件には首を突っ込まないでほしい。



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