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ブレイブ・スクール 勇者養成学校に通う幼馴染が無茶苦茶すぎる  作者: 仲仁へび
第2章 勇者養成学校へ入学する幼馴染達
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第17話 嫌味だよ、気づけ



「新商品の包装紙が可愛いのよ」

「犬と猫の模様だ。でも俺は、騎士の模様の方が格好よくていいけどな」

「さいですか」


 購買豆知識を聞きながら、僕はため息をついた。


「昼の時間、ちょっとしか残ってないな」


 屋上に取り付けられている時計で時間を確認する。

 残りのお昼休憩の時間は十数分ほど。

 生徒会の手伝いを行っていたため、お昼時間が少なくなってしまったのだ。


 入学早々、箔がつきそうなポジションに座れたのはいいけど、ストレスになるのは勘弁だった。

 今の所利益が大きいからやってるけど、これ以上忙しくなるのはなぁ。でもせっかくスカウトしてもらったんだから、活用しないともったいない気もする。


「ヨルンは生徒会の活動もしなくちゃならないから大変だよな」

「そうね、何か手伝える事があったら言ってね」


 その言葉を聞いた僕は、ジトっとした目を二人に向けた。


 なぜなら、生徒会に持ち込まれるごたごたの八割が、ほとんどこの二人関連なのだから。


 手伝うというのなら、何もしないで平穏に学園生活を送っていてほしい。


「ああ、本当に仕事が減る手伝いをしてくれれば、何も文句はないな」

「ふーん、大変そうだな」

「お疲れ様、肩凝ってたら揉んであげるわよ。上手って評判なの」


 けれど、何も気づかなかったらしい幼馴染ズは、きょとんとした顔して、そんなセリフを吐いた。


 嫌味だよ、気づけよ!



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