〜いじめられ続けて10年.復讐開始〜
現代のいじめやそのほかの闇を異世界として見ていくお話。見て見ぬふりしてる大人や気づいてない大人、世代ごとに考えて欲しいそんな作品。
この世には道徳というものがある。人として、どうあるべきかやどうするべきかを学ぶ物だ。それが無いものを道徳心の無いものとし、魔族と呼ぶ…
しかしそれならば、何故人間は人間同士で争うのだろうか…
いじめられ続けた青年が、世界の真相、闇に立ち向かうお話。
この世には道徳というものがある。人として、どうあるべきかやどうするべきかを学ぶ物だ。それが無いものを道徳心の無いものとし、魔族と呼ぶ…
しかしそれならば、何故人間は人間同士で争うのだろうか…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
序章 復讐に至るまで
この世界は【魔族】、【ニンゲン】、【神】、【精霊】、【動物】の5つの種族で構成されている。魔族や神、精霊、動物等は姿形によって族称は異なるが大まかに分けるならこの5つだ。この5つの種族は、世界のバランスが崩れないように互いにあまり干渉しないように長い時を過ごしてきた。
しかし、近年魔族の人間界侵攻が問題となっている。そこで、人間側も対抗すべく道徳心という世界の基礎とも言えるものを最も持っているとされる者を勇者をとして、魔族討伐の贄とした。もちろん、勇者だけでなく勇者に近しい者達も仲間として一緒に戦いに出ている。
勇者とその仲間を人々は勇者一行様と呼び、各地にある街に訪れた時はそれは大層もてなしたそうな。
けれども、その勇者一行の中には虐げられし者もいました。
その者の名は、ジメイラ・レッコール。齢16にして、道徳心の高いものとされ勇者一行に加えられた青年である。しかし、そんな若さで勇者一行に加えられることを良しとしない者たちからは、罵倒され時には暴力を振るわれていました。
「…………おい、てめぇ何勝手に椅子に座ってんだよ?」
「え?」
「ここは勇者様であるこの俺、ソク・ワカラーサ・レル様が座るんだよ」
「他にも椅子は空いてるけど」
「アァ?歳下で勇者でもないてめぇが口答えしてんなよ!さっさとどけばいいんだよ!このウスノロがッ!」
ソクが青年を乱暴に椅子から突き落とす。このやり取りは、その街の人々や王国の民から見えない所(宿屋や金を積んで貸切にして口止めもしてる酒場など)で毎回されている。 その度に、突き飛ばされる青年は、文句のひとつも言わず涼しい顔で立ち上がり黙って移動する。その姿が気に食わないのか、ソクはさらに激昂し腹や背中など、服や鎧で隠れる部分をメインに殴る蹴るの暴行を行う。
そのやり取りは、青年がソクと出会ってから実に10年間も続けられている。そのやり取りの終わりはいつ来るのだろうか。それは誰にも分からなかっただろう。何故なら、青年の選択次第で変わるからだ。
「は?勇者一行を抜けるだと?てめぇが?」
「そうだよ。ボクなんかいても迷惑かけるし、それにボクの代わりになるいや、ボク以上の人を入れた方がいいと思う」
「へっそうかい。へなちょこ弱虫くんは心までヘナチョコってわけかいw いいぜ?ただし稼いだ金全部置いていきな!」
「なんで?これはあくまでボクが…」
「てめぇはバカか?迷惑かけたってんならその迷惑料ってやつだよ。早く払えよ」
「そーそー。全く本当に気味の悪いやつなんだから、お陰で肌のノリ艶が悪くなっちゃった」
「んだんだ。いつも、後ろでニタニタしながら魔法うつし、挙げ句の果てには殴られても何も言わねぇんだもんなぁ」
今口を挟んできたのは、同じ勇者一行のメンバー。肌のツヤを気にしてる方が一行唯一の女、攻撃魔法を得意とするウィッチ その名も ヴィッチ・シリガール。
そして少し訛ってる方は、パワーと防御力に極振りされて勉強とかは一切ダメなハゲな戦士 その名も ドンビ・キウワー。2人とも、勇者ソクと同じイジーメ王国出身で道徳心が高いと言われている。まぁ、していることと言われていることが真逆なんだけどね。
(下書きサンプル 反響があれば続きというかこの話で書いていきます。)
こんにちは!初めまして、十六夜と書いてイザヨイと読む者です!小説の投稿は初めてなので、色々面白くないとこや改善点があると思います!
そしてこの作品は、まだ下書き段階です!コメントや評価などを参考に修正しながら完成させていきます!
よろしくお願いします!