表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/24

24.非現実的な事案

ありがとうございます。

 「早速次の街に行って見る?」

 

 「行って見たいです!」

 

 「ん!」

 

 「おっけい!じゃあ行って見ようか」

 

 

 まだ時間もあったので早速次の街に向かうことにした。

 

 

 「結構かかるね」

 

 街を出て1時間くらい歩いてる気がする。

 

 「まだ20分しか経ってない」

 

 「みんなで歩くのも楽しいですよ!」

 

 

 うーん最初は楽しかったんだけどな。

 

 

 草原を抜けたあたりから見た事のないモンスターが出現してわくわくしたんだけどレベルのわりに弱かったから飽きた。

 

 

 今じゃパートナーたちが楽しそうに戦っている。

 

 

 それもつかの間モンスターも出なくなり街道をただ歩いている。

 

 

 「見えてきました!多分あれが第2のクルーゲルです

 

 

 「おぉー!お?…なんか普通だね?」

 

 「普通」

 

 「感想もないですね」

 

 

 見えてきたのは普通としか言いようのない普通な町だった。

 

 

 通行証を見せ街に入る。

 

 

 中に入ると花などが飾られており綺麗な場所だった。

 

 外観だけで判断しちゃだめってことだね。

 

 

 とりあえずいい時間だったので散策はまた今度ってことでログアウトすることになった。

 

 

 予定では今日ブレスレットが届くからね!

 

 

 白黒は少し散策するそうなので2人と別れてログアウトすることにした。

 

 

 「ソラ今日からはずっと一緒にいられるよ」

 

 「そうなのじゃ?」

 

 「うん!ちょっと待っててね。すぐに呼ぶから」

 

 「わかったのじゃ!」

 

 

 私はソラにお別れを言ってログアウトした。

 

 

 

 「まだかなまだかな~」

 

 配達状況を見るにそろそろ届いていいはず。

 

 楽しみすぎてじっとしてられない。

 

 

 ”ピンポーン ”

 

 

 「来た!!」

 

 

 急いで玄関に行く。

 

 

 「宅急便でーす」

 

 「はい!」

 

 「双葉さんで間違いないですか?」

 

 「間違いないです」

 

 「じゃあここにサインを…」

 

 

 「ありがとうございましたー!」

 

 

 「ついに届いた...」

 

 

 段ボールを持って自室に飛び込む。

 

 

 段ボールを乱雑に開けていく。

 

 こういうのって丁寧に開ける人ときたなく開ける人で別れるよね?

 

 私は当然汚く開けちゃうタイプだ!

 

 

 「これが…」

 

 

 白黒ので見慣れたブレスレットだ。

 

 「ゲームのプレイヤーナンバーを入れればいいんだよね」

 

 私はプレイヤーナンバーをメモっておいたのでそのまま打ち込む。

 

 「ソラのブレスレットを見るのは初めてだな」

 

 ナンバーを打ち終え起動する。

 

 「あれ?ソラってブレスレットになれたっけ?」

 

 

 ブレスレットが光り輝く。

 

 あまりの光に目を開けてられない。

 

 

 ゆっくり目を開けると視界がぼやけるが光は収まっていた。

 

 

 「びっくりした」

 

 

 ブレスレットの確認をしなきゃと目を慣らそうとすると

 

 

 「来たのじゃ!」

 

 「ん?」

 

 

 現実で見えるはずのないものが見えている。

 

 

 「蒼どうしたのじゃ?」

 

 

 「ソラだよね?」

 

 

 ゲームでは見慣れた竜がその場にいた。

 

 

 「どういうことぉぉぉぉぉぉ?????」

 

 

 受け止めきれない。

 

 私1人じゃ受け止めきれないよ。

 

 

 「ハッ!?」

 

 急いで周囲を確認する。

 

 誰かに見られたら大事だ!

 

 って私の家の周囲は家はないし今この家は私1人だったんだ。

 

 

 「私もいるわよ」

 

 

 びっくりしたぁ。

 

 やっぱり人間って意図しない事が起こると見えないものが見えちゃうんだね。

 

 

 今この場にお姉ちゃんとるりがいるわけがない。

 

 「あたしもいるの!」

 

 「おぉ~るり姉か!久しぶりじゃ」

 

 「ソラちゃん久しぶりなの!しばらく見ないうちに立派になったの!」

 

 

 うん。これは夢だ。いったん寝よう!

 

 私はベットに入る。

 

 

 「わしも一緒に寝るのじゃ」

 

 「久しぶりにいいかもね」

 

 「あたしもみんなと寝るの!」

 

 

 「夢…だよね?」

 

 「私もかなり驚いたけどこれは現実よ?」

 

 「じゃあこのソラは本物なの?」

 

 

 今も可愛い我が子が私の手を腕枕にして致死量のキュンを与えて来ている。

 

 

 「このるりも」

 

 

 るりなんかは私の胸の上にちょこんと横になって寝ている。

 

 

 姉は私の右半身を我が物としているので間違いなく本物だ。

 

 

 これ夢じゃない!

 

 

 嬉しいような嬉しいような?

 

 

 頭がごちゃごちゃになる。

 

 

 「きゅ~~~」

 

 

 私の脳はそのままシャットダウンした。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

最近リアルの方が立て込んでいてあまり投稿できていませんでした。

これからも書いたら投稿という形でやっていきます。

読んで頂けると幸いです。

それではまた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ