19.オッフオフ会
ありがとうございます。
イベントが終わった次の日
私は1人公園のベンチに座っている。
第1回のイベントが無事終了しAWOは大幅アップデートが決定した。
内容は大きく3つ。
1つ目はストーリー追加。
どうやらこれで2つ目の町が解禁されるようだ。
2つ目はライブサービスの導入。
配信?機能の追加。
動画投稿サイトにゲームプレイを載せられるようになるらしい。
まぁ私はしないから関係ないな。
3つ目が超重要!
なんとお金を払うことでパートナーのブレスレットが現実で購入できるようになるらしい。
パートナーのAIが内蔵されていてゲーム内と同期するらしい。
凄い機能だ。
そしてそのために会話(パートナー限定)というスキルが追加される。
これでゲームでも現実でもパートナーと会話ができるようになるわけだ。
新アイテム発表にかなり期待ができる。
これは即購入案件だ!
スキルとブレスレットで8千円。。
安くはないが何とかなる。
貯金を切り崩してでも買うつもりだ。
そうしてアップデート情報を見ながら考え事をしていると、
「お待たせ~」
女の子に声をかけられた。
そう今日はオフ会の日だ。
公園で待ち合わせてバスに乗って街に行く予定。
声をかけてきた方を緊張しながら見ると
「蒼、よね?」
「朱音?」
「だから言ったじゃん絶対蒼ちゃんだって~」
「翠?じゃあこっちが橙?」
「そうだよ~」
「うん」
ゲーム内キャラクターによく似た3人だ。
あんまり見た目を変えなかったんだ。
「仕方ないでしょ!さっきまで男じゃないかって疑ってたんだから」
そういえば私の見た目〇スだったな。
「こんなに可愛い子だからわからなかったんだって~!」
可愛い子?
私が??
万年ボッチのこの私が???
私の思考回路は未知の状況にスパークした。
「ちょっと蒼?」
橙に肩を揺すられ復活した。
「はっ」
「ゲームと全く変わらないわね」
「はやくいこうよ~」
「そうだね」
とりあえず3人について行った。
私たちは現実でもすぐに打ち解けみんなでウィンドーショッピングなどを楽しむ。
買わないのに何が楽しいんだ?
なんでもネットショッピングで済ます私には理解できないこともあったが。
洋服屋で妖怪テンインさんに声をかけられて殺られそうになったが、朱音のおかげで助かった。
来たこともないお洒落なカフェに着き、聞いたことない言語で注文をしてもらい席に着いた。
「たのしかったね~」
「だね」
翠と橙は大満足だったようだ。
欲しかった服も買えたみたいだ。
話は一転しAWOの話になる。
「今回私のチームは3位だったわ」
「わたしのチームは16位~」
「こっちは32位だよ。蒼は?」
橙にきかれ自慢げに言う。
「29位ですよ?」
「カーッ私の奢りか」
「悪いわね」
「ありがとね~」
「待ってみんなに奢ることになってない?」
橙さん。ごちになりあす。
結局橙に奢ってもらい店を出た。
アップデートの話やイベントでの話なんかもできて楽しかった。
満足したところで今日は解散することになった。
「ありがとう。楽しかったよ」
「また遊びましょうね。こっちでも、向こうでも」
「蒼ちゃんまたね~」
私はここでみんなと別れた。
みんなはこの後カラオケに行くようだ。
私も誘われたが断っておいた。
カラオケなんて行ったことないし、歌える歌なんてないよ!
厳しい現実に心を痛めた。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ブックマークの追加もありがとうございます。嬉しいです。
最近本当に見てくださる方が増えて内心焦っております。
こんな内容でいいのんか?と。
まぁでもこのままやっていくので息抜き程度に読んで頂けるといいかなと思います。
当初3日に1回なんて言いてた投稿頻度が今日なんて1日に4回。
良い意味で期待を裏切っていくスタイルであります。
無理のない程度にやっているので大丈夫です。
今日も頑張りますか!それではまた。