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白銀少女の守り人  作者: まっしろ大福
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プロローグ

楽しくをモットーに書いていきます。

感想、意見、指摘どんなことでもいいので読んだ人の考えを貰えると嬉しいです。

 



  もし信じていた人間に騙され、もう時期死んでしまうような状況で最後に人は何を思うのか。

  自分は今まさにその状況にあった。


  崖から突き落とされたらしく体中を岩や地面に叩きつけられ骨が折れ打撲の箇所は多数、頭からは流血し、最悪なことに腹部には腕くらいの大きさがある木の枝が突き刺さり、そこからも血を流していた。

 

  こんな時普通の人間なら恨むのか、悲しむのか、それとも喜ぶのか。

  もちろん自分は正常な考えを持っているはずなので喜ぶなんてことは無い。だが不思議と恨みや悲しさはこみ上げてこなかった。寧ろスッキリしていた。

  信じていたとは言ったものの、心のどこかでは信用出来ずにいたのかもしれない。一緒にいるのが苦痛だったのかもしれない。一人になりたかったのかもしれない。

  だがそれでも独りになるのが嫌で辛くて、無理をして無理をして無理をした結果がこれなのかもしれない。

 

  こんな自分ご都合主義の考えのやつがずっと付きまとってたらそりゃ鬱陶しいよな、そんな考えを巡らせていると体が限界らしく視界がぼやけ一層体が重くなる。

 

  やっと解放されるんだ、やっと終われるんだ。

  そんな考えとは裏腹に思ってしまうこともあった。

  次があるなら……来世があるなら……自分も……自分もいつか……。

  「自分を偽ることない人達と一緒に……」


  言い終わる前にひとつの命が終わりを告げる。

  そこに一人の少女が涙を流しながら駆けつけてくるのだが、少年がそれを知ることは無かった。











投稿はマイペース気味かもしれません。

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