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第零話、罠師の転生冒険譚〜決戦時〜

これは、小説の始まる一歩手前の話です!呼んだ方がいいかも!

カチャ、カチャカチャ、、、カチン


 地獄のように暗く赤黒い廊下、その奥にある巨大な扉の前で、


「長かったけどこれで終わりだな。」

 

ホノヤは、そう呟くとたった今開いた扉に手を掛けて、開けていき、


「来てやったぜ、この世界の守護者さんよ。」


 ホノヤが、そう言葉を投げかけると暗闇の奥に居る人影から声が聞こえて来た。


「そなたは、此処へ来ては行けなかったのだ。あの日、そなたが'あの'英雄の転生召喚術によって召喚されなければ、こうはならなかった。」

 

返された返事に対してホノヤはこう答えた。


「違う。僕が此処へ来なくても、いずれ'あの人'が世界を救いに此処へ来ていた。お前の歪んだ理想の夢の世界を覚ましに。」

 

こう、返された人影は暫く黙ると喋りだした。


「そうなのかも、しれんな。だが、私はただ皆が、世界に生きている者全員が幸せになれる世界を作りたかったのだ。ただ、それだけだった筈なのに……」


途切れた言葉の先を、ホノヤが繋いでいく


「でもアンタは、欲張ってしまった。幸せになれて夢が叶ったのに。その先を、自分達の絶対的な安全な世界を、自分達が何者にも害されない世界を作ろうとアンタの世界以外全てをを無くそうとした。」


「そうなのかもな。だが、もう戻れんのだ。今ここで引くわけにはいかん。悪いがソナタには此処で倒れて貰うぞ!この、我'魔神ラーヴァナ'の名にかけて!」


「勝てないってわかっているくせに…」

 

そして、ホノヤは言葉を言う。いつも近くで力になっていてくれた'あの人'の、敵を倒す時の文句を


「魔神ラーヴァナ!お前の罪は、幸せなれる今を捨て幸せにならなかった事だ!」


「さぁ、始めよう………」


両者がそれぞれの武器を構える。


「「いざ!!」」「「尋常に勝負!!」」………

戦闘が終わり静けさが、戻る。


「ほんと、良い奴だったのにな……なんで世界は破滅への道にしか進んで行けないんだよ……」


 ラーヴァナが倒れた部屋の奥にある小さな個室にホノヤは歩いて行き、中を見てみると、魔法陣を何重にも描かれた扉を見つける。


「これ…だな…やっと、やっと見つけた。帰れる……元の…世界へ」


扉を押し、開ける。

        さぁ……………

               帰ろう。

気にってもらえたら、感想などにお願いします。

'転生冒険譚'版もリクエスト次第で書こうと思います!

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