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とりとめのないエッセイ・短編集

平和イコール

作者: 秋月

戯言注意です

 皆様は、平和をどういう状態だとお考えですか?


 戦争のない状態、と言う認識は薄いやもしれません。正に今この状態が平和、と言うべきなのかもしれませんが。


 ともかく、「平和」について辞書で引いてみましょう。参考辞書は"広辞苑"となります。


 1 戦争や紛争がなく、世の中が おだやかな状態にあること。また、そのさま。「世界の―を守る」

 2 心配やもめごとがなく、 おだやかなこと。また、そのさま。「―な暮らし」


 なるほど、と思えますね。確かに、一般的な認識そのものであると言える答えです。このエッセイでは、1の方について追求して行きますね。


 戦争や紛争がない状態、とございますが。では、戦争のない状態で、しかし睨みあいの続く。いわば冷戦状態ではどうでしょう。平和、と言えるでしょうか?


 ――条約上、戦争は始まっていなくても、並ならぬ威嚇行動を行っているところはあります。何時ミサイルが私たちの頭上に降って来るやも知れない状況を、私は「平和」と呼びたくはないですね。


 ただ、この場合、世の中がおだやかな状態ともあるので、この心配はないです。まぁ、私の早とちりと言う奴ですね。唯、今の世が穏やかであるか? と問われれば、いいえ、としか返せない。私はそう思います。


 だって、今もミサイルのスイッチを持っている人が、不意に何かきっかけがあってそのボタンを押さないとも限りません。それに、様々な国で様々な問題が起こっています。現状、穏やか、とは口が裂けても言えません。


 何処かで諍いが起こり。それを鼻ほじくって対岸の火事といった雰囲気である、問題のない国が。「平和だ」と呟くのは違和感しかないですよね?


 そこでふと、私は思ったのです。「平和」って何だろう、と。


 すべての事々は表裏一体。生きている者は死ぬ、始まりは終わりがあるを意味している。では、平和が表だとするなら、その裏は一体なんでしょうか。


 答えは人それぞれです。ですが、私はこの言葉が正しいのではないか、と強く思っています。


 平和があれば、戦争が――つまり、諍いや争いがある、と言う事です。戦争を含めた諍い、争いがあって、今それがないからこそ、「平和」があるのだと思うのです。


 戦争が無ければ平和。それは裏返しに、平和は戦争が無ければ存在しない、ということを示しているのだと、そう思います。戦争がはじめから無ければ、平穏無事で快適な暮らし――平和ではなく、日常が私たちを待っていてくれたはずなのでは?


 ――故に、私は、「平和」は何かと問われれば。


「戦争」と同様に、存在してはいけなかった言葉。


 私はそう答えたいです。




 まぁ、寝ぼけた頭で、トチ狂った事な事を言っているやも知れませんが。


 所詮はまだ殻も割れていない青二才の言葉。戯言だ、と聞き流してくれれば幸です。それでは。

ご意見・ご感想をいただければ幸でございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 力強い文章ですね。思考が文章になっているようなダイナミックさを感じました。 平和という言葉は、戦争が無ければ生まれなかった言葉かもしれないですね。平和という言葉が生まれるほど、人間は戦争に…
[一言] 戦争の対義語は無欲 平和の対義語は不幸 戦争は不幸で無欲は平和 しかし無欲が幸福とは限らない では幸福とは何か 幸福かつ平和は果たして成立するのか 資本主義である以上難しいと思う。 と…
[一言] 戦争と平和が対義語にされていますが、自分はそうは考えていません。 生活が困窮していて対話の可能性も潰えた状態。もう相手を攻撃するか自死するかの段階では戦争がなくても平和とは呼べないと思って…
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