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恋愛頭脳戦  作者: 霧音
一応?
2/4

1話〜驚き転校生?!〜

···朝。静かな住宅街にダッシュで走る足音が響いていた。

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!)

時刻は8時5分。彼女は高1。そう、遅刻ギリギリなのだ。交差点を駆け抜け、坂道を駆け登る。横断歩道を渡ると、学校が見える。そこから更にスピードを上げて校舎内に入り下駄箱で靴を履き替える。3階の教室までの階段を一気に登りきる。ふぅ、と一息つくと教室に入る。それと同時にチャイムが鳴り響く。

窓側1番後ろの自分の席に座ると前の席に座る少女が声をかけた

「遅いよ!遅刻ギリギリじゃん!」

その声に彼女はニコッと笑い、

「美愛!心配してくれたの?」

「べ、別に心配したわけじゃないもん!」

美愛と呼ばれた少女は頬を膨らませる

「まぁまぁ、そんな事言わないでー、ありがとね!」

少女はウインクをする

「んもう、違うんだってば!」

すると教室のドアが開き、担任の教師が入ってきた。

「はいはーい、静かに!転校生が来るのにこんなうるさかったらダメでしょう?」

教師の[転校生]という言葉に生徒達は盛り上がった

「えー、聞いてませーん!誰ですかー?」

「男子っすかー?」

「ヤバーイ!ブスじゃないといいんだけどーw」

「マジそれな!ブスとかこのクラスにいらねーって感じ?w」

「はいはーい!!お喋りはそこまで!高校生なんだからちゃんとしなさい!全く!」

その一言でザワザワとしていた教室はシーン···と静まり返った。

「それでいいのよ。入ってきていいわよー」

するとその教室のドアが開き、一人の男子が入ってきた。

その姿を見た女子はひそひそと話し始めた。

「え、マジ?超イケてんじゃん」

「イケメン!タイプだわー」

「ウチあいつ狙おうかな♪ウチに相応しい感じだわー♪」

「えっと?今話した人、ホームルーム終わったら職員室に来るように!」

教師の一言で女子は口を閉じた

そんな中、二人の少女だけはバレずに会話を続けていた。

“ねぇ、虹架あいつ覚えてる?”

“覚えてるよ、引っ越してきたんだねー”

“だよね、またお父さんの仕事の事情かな?”

“多分そうでしょ?前もそれでどっか行っちゃったし”

この会話は美愛とあの遅刻してきた少女、虹架のものだ。

二人はこの世では信じられないであろう能力を持っている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈透視〉···それは相手の心の中で考えていることを目で読み取ることの出来る能力だ。(この世界では)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


二人は透視を使って話している。

二人はこの世では珍しい能力者(Razer)なのだ。

すると黒板の前に立った少年が

「皆さんこんにちは、浅葱 慎耶っていいます。」

すると慎耶は目の色が微かに変化している二人の少女の姿が見えた。お辞儀をして顔を上げると教師は

「じゃあそこの虹架さんの隣、空いてるでしょう?そこに座ってね」

と言って虹架の右隣の席を指さした

「はーい」

慎耶は適当に返事をして虹架の右隣の席に座った

そして

「これで終わります。1時間目の授業には送れないで行動しなさいよー?」

と言って教師は教室を出ていった

すると一気に大量の女子生徒が慎耶のもとに押し寄せる

慎耶は二人に

「なんか隠れられる場所無い?」

と聞き、二人は声を揃えて

「「屋上」」

と答えた。

慎耶はダッシュで屋上に向かっていった。

((成長も退化もしてない···))

二人はそう思った。

ということで、一話終わりました。すみません···

次は新たな場面が···?

お楽しみに!

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