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陸上の渚 ~異星国家日本の外交~  作者: 龍乃光輝
第三章 新時代編 全41話
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第82話 『イルリハラン王国首都指定浮遊都市イルフォルン』

「陛下、報告です。先ほど島内で潜伏していました人身売買グループの『ウォーフ』を情報省(シルビー)が発見、機動隊を突入させて全員逮捕しました」


 ニホン専用に改修した浮遊客船〝ひたち〟が出向して二日が過ぎ、あと数時間でイルリハラン王国首都イルフォルンへと到着する。

 ニホンが深く絡む様々な苦難を越えてきたハウアー国王は、出迎えるため準備をしているところで腹心である相談役のフィルミが報告を上げてきた。


「これで闇グループ摘発は六件目か」

「性別年齢に問わずニホン人一人につき二億。精子五千万、卵子五千万。セットで一億五千万セムと裏市場価額がつけば、一獲千金を狙って小悪党どもは来るでしょうな」

「ニホン人は動物か」

「人身売買を生業とするクズに人も動物もありませんよ。ただ金になるかならないかです」

「他の国もそうした動きは出ているか?」

「シィルヴァスを始め数ヶ国の政府高官が観光目的として来ていることが確認されています」

「まさか自分の国に連れていくつもりか?」


「重大な国際問題になるのでありえないでしょう。何かするとしても日本政府と接触を図る程度で、自国へ民間人を〝招待〟はせんでしょう」

「だとしてもしっかりと監視を付けて馬鹿な真似はさせないようにするんだ」

「すでにシルビーが監視しております」

「まったく……素直に観光をさせることはしないか」

「事実上我が国がニホンを独占しておりますからな。人的資源を含めても面白くはないでしょう」

「敵意をさらしておいてよく言うわ」

「それが政治でしょう。莫大な国益を前に手のひらを返さない国は三流もいいところです」


 プライドが無駄に厚い国ほど国益に反した判断を下す。国として守らなければならないのはプライドでも面子でもなく国益だ。国益を無視してプライドや面子を考えるようでは目先しか考えない愚者と言える。

 国民は今を進み、政治家は未来を見据えて先導しなければならない。


「ともかくニホン人には我が国を楽しんでもらい、そして帰ってもらうのみだ。そうなれば我が国とニホンの関係は揺るぎないものとなる」

「ニホンとしましても、我が国との友好な関係は断固として守りたいところでしょう」


 建前として状況が不明瞭だから民間人に異星国家の首都を見てもらいたいとしたが、本音はもちろん違う。

 本音は日イの友好関係を内外に強く知らしめるためにある。

 史上初の異星国家同士の国交は不安定だ。建前の通り何らかのきっかけで逆転することも容易にありえる。

 政府同士ではもう互いになくてはならない関係でも、他国からすればその関係はむしろ邪魔だ。地に平然と立って地下資源を採掘できるニホン人は、先の農奴問題もあってどの国も欲しがる。

 分かりやすい妨害工作はせずとも、世論を扇動して反日に持っていくこともありえるだろう。


 だからこそ政府と言う国の頭だけでなく、国民と言う体とも友好的な関係を築きたいのだ。それが五十人なのは少ないが、全くいないよりは効果は確実にある。

 日本国籍以外の人を招待するのも、イルリハラン王国は柔軟な対応ができることを見せるためだ。この首都観光を成功させれば、誰もがイルリハランとニホンとの強いつながりを認識しなくてはならなくなる。

 ニホンもある程度は察していることだろう。あの聡い国がこの程度の裏に気付かないはずがない。うまい具合に動いてくれるはずだ。


「情報省の長官に王命として厳命してくれ、必要な措置を全力で取れとな」

「分かりました。して陛下、そろそろ空港へ出発するお時間です」

「分かった。では行こう」

 フィルミとの会話の中で準備を整えたハウアー王は、空港に向かうため執務室を後にした。

「街の様子はどうだ?」

「警察からの報告では反発は極々一部で、大多数が歓迎しております。空港には一目異星人を見ようと大勢の人が押しかけてもおります」

「それはなによりだが、空港内にはいられないよう警備は万全にしておくように」


 空に立つリーアンに、敷地内に入らないようにするのは難しい。

 ニホン人のように重力に縛られた人種であれば数メートルの壁を作ることで防げても、人力だけでも高高度に飛べるリーアンでは壁などないも同じだ。

 しかし空港の性質上、完全密閉するのはアルタラン等内部設計でなければ不可能なため、人の目を使って監視するほかない。

 ただ、空港など特定施設への不正侵入は重罪だ。

 侵入が簡単で未然に防ぐことが困難な分、罰は重くなる道理だ。

 とはいえ法は万能ではなく、管理するのが人であるため完全に防ぐことも出来ない。

 それが治安の限界であるのだが、今回はそんな甘えは許されない。

 史上初正式に招待した異星人に何かがあっては我が国の信用に直接関わるのだ。


「陛下」


 複数の警護官に囲まれながら通路を移動していると、同じく侍女に付き添われている妻ミアラに声を掛けられた。

「準備は整ったか?」

「ええ」

 黒の背広を着るハウアーとは対照的に白を基調としたドレスを着用し、首元には宝石を付けたネックレスをしている。

「では行こうか」

「はい」


 ミアラは淑女たる笑顔を見せるとハウアーの横へと並んで共に進み始める。

 宮殿の外には浮遊艇の車列が並び、その中央には品位を魅せる高級感あふれる外装とありとあらゆる攻撃に耐えられる王専用浮遊艇が止まっている。

 侍従によって王専用浮遊艇後部ドアが開かれ、王夫妻は乗り込こんだ。


「では出発します」

「うむ」

 運転手は無線で話しかけると、車列の先頭車両が動き出して王専用浮遊艇も動き出した。

「さて、上手く回ればよいが」

「大丈夫ですよ。そうならないようにみんなががんばっているんですから。無事に終わると信じましょう」


 普通に考えれば万事問題なく終わる行事だが、異星人と言葉が付随してしまうとそうならない確信を持ってしまう。

 だからこそ逆算をして防ぐよう対策に対策を練ってきた。

 ミアラは王ゆえに弱みを見せられないハウアーの手にそっと自分の手を添えて、今欲しい励ましの言葉をくれた。


「お前には助けられてばかりだな」

「私はただ普通のことを言ってるまでですよ」

「その普通のことが大事なんだ」

「大丈夫、ここまで来れたんです。これからも大変でも進めますよ」

「まずは六日間か」

「ええ」


      *


 日本的に言えば浮遊船での移動は長距離バス。飛行機のようにジェットエンジンを利用するジェット旅客機は新幹線。ロケットエンジン搭載のロケット旅客機は飛行機として区分ができる。

 広大な惑星フィリアを移動するには高速移動が余儀なくされ、レヴィロン機関の恩恵もあって地球と同レベルの物流を可能とした。

 もしロケット旅客機で行けば数時間。音速を超すジェット旅客機であれば十時間で着くところ、浮遊客船は二日を要してイルリハラン王国首都指定浮遊都市イルフォルンを視認できるところまで来た。


『御乗客の皆様、当船は間もなくイルリハラン王国首都イルフォルンへ入島いたします。下船の準備をお願いいたします』

「ようやくか」


 全船アナウンスを聞いた羽熊は大きく背伸びをした。

 時計を見ると概ね予定通りの時刻で、問題なく着いたことを内心安堵する。

 一〇一人と少ないながらも異星人が乗った船を、悪意を持った組織が何かするかもと心配したが杞憂だった。

 そのために過剰ともいえる護衛艦を二隻同行させていたわけだが。

 到着時刻は知っていたので身支度はすでに済んでおり、着陸するのをただ待つばかりである。

 窓の外に今までいなかった飛行車が同行し始めた。側面の扉が開いていて、報道ヘリのようにカメラを向けるリーアンがいる。


 フィリア史上初めて正式に招待された異星人を乗せた船だ。この特ダネに飛びつかない報道局は存在しない。

 すでに民間の報道機関と接触はあるとはいえ、首都に来るのは初めてなのだから反応しないわけがないのだ。

 窓に顔を近づけて前方を見るとひし形の土台にビルが建つ浮遊島が見えてきた。

 ラッサロン浮遊基地、マリュス、アルタランに続いて四番目の浮遊島だ。

 アルタランのように常に移動はせず留まるためか、ビル群はむき出しで。


 日本と比較すると千代田区に近い所がある。皇居と同等の王宮があり、国会議事堂となる議会議事堂。官公庁の全てが一つの浮遊都市に収められ、近隣の居住用浮遊都市から出勤して働いていると言う。

 千代田区同様オフィス都市であるため、昼間人口と夜間人口にはかなりの開きがある。

 これは居住区画を別途にすることで、その区画分オフィスを設置するためだ。

 政府機能を一つの島に纏めることで迅速な政策を実行することができが。その反面テロなどで落ちてしまうと政府が消滅してしまうデメリットがある。


 ただ、首都級の浮遊都市を落とすにはバスタトリア砲か核兵器しかないほど多重防護策が施されており、単純な軍事行動やテロ行為で落とすことは不可能らしい。

 だから歴史上落とされた首都はない。

〝ひたち〟はイルフォルンに近づくにつれて減速を始めた。

 浮遊都市の空港は基本的に外縁に設置され、〝ひたち〟が着陸する空港は交通規制がかけられ、離着陸をする乗り物はない。

 ついに〝ひたち〟はイルフォルンの外縁を超えて空港へと進入した。

 一言で言い表せれば、SF映画の近未来都市と言ったところだ。

 巨木を切り倒し、くり貫いて作り上げた二百メートルや接ぎ木をして倍の高さまで伸ばしたビル群が規則的に並び、人も乗り物、信号機や小物まで宙に浮いている。


 熱を電気に転換するレヴィニウムと、微弱な電気で宙に浮くフォロンがあってこそなしえる技術だが、端的に光景だけを見ると未来に来た印象だ。

 日本も資源さえあれば同じ光景を作り出せるのだから、空想の風景は意外と身近にある。

 異地の常識ならば地表から十メートルほど浮いたところで静止し、扉が開いて乗客たちが降りて行く。しかし日本人は全員空を飛ぶことができないため、〝ひたち〟は浮遊船としてはレアな着陸を取ってもらう。

 着陸地点に到着するとゆっくりと高度を下げ、飛行機が着陸するよりも大きな振動をもって停止した。

 浮遊船は飛行機よりも何十倍と重いため、着陸をすれば重量を支えるため大きな振動を生む。それはさしずめ一瞬の巨大地震の如くである。


 巨大地震はまだしも、地球時代に散々地震を経験していればそう驚くことはなく、着いたと言う認識だけをもって部屋を出た。

 とはいえ官民総出で下船はしない。

 民間サイドはあくまで一般観光目的で来ているため、待ち構えているマスコミに正面から出向くことはしない。それは政府サイドの仕事であり、民間はそのままスモークを張ったバス型の飛行車に〝ひたち〟から直接乗り込んで出発し、政府サイドはメディアに姿を見せて迎賓館へと向かう予定だ。

 部屋の外に出ると、同じく外に出る人々と出くわした。それぞれの鞄を持ち、乗務員の誘導で出口へと向かっていく。

 この〝ひたち〟がイルフォルン滞在中のホテルなので大荷物を持って移動することはなく、皆小さなバッグやリュックを持って通路を歩いていた。


「あ、羽熊さん」

 流れに乗って移動をしていると通路の角で立ち止まっていた鍬田に声を掛けられた。

「暴走しないようにね」

「会って最初がそれですか。しませんよ、多分」

「ルィルさんの言うことをしっかり聞いて楽しんできな。ホテルは同じだから夕方にはまた会うよ」

「大丈夫ですよ。万が一に備えて腕時計を貰ってるんですから」


 と鍬田は左腕に着けた腕時計を見せた。

 この腕時計は新世代のスマートウォッチとして、日イ政府と民間企業が急ピッチながら開発したものだ。

 レヴィニウムを組み込むことでバッテリーの心配を無くし、従来のスマートウォッチの機能を有しながらパスポートに記載されている個人情報が消去不能の仕様で登録されている。

 いわば簡易的な電子パスポートをスマートウォッチが担っているのだ。

 もっともそれは建前で、目的としては個人の位置情報を把握するためにある。


 これは公にはしていないがスマートウォッチには位置情報を常に発信する機能があり、リアルタイムで政府は所有者の居場所を誤差十メートルで把握することができる。

 個人の行動を政府が監視すると言う最高レベルのプライバシーの侵害はあるのだが、万が一テロ事件が起きて拉致が起きても救出できるようにする配慮だ。このことは事前に参加者全員に説明して署名ももらっている。


 パスポート機能を付与したのは、常時身に着ける建前になるのと捨てられるのを防ぐためだ。

 健康状態を測定してくれるのも一役買ってくれている。

 絶対ではないが、ここまで建前を用意すればスマートウォッチが捨てられる可能性は低い。

 そうすることで今後のユーストル進出の際の拉致防止や、ハーフ対策に一役立てる予定だ。

 当然羽熊も身に着けているし、佐々木総理も身に着けている。

 そして万が一に備えての自衛機能も備えているのだ。


「じゃあ楽しんできますね」

「楽しんできな」


 鍬田は満面の笑顔を見せて小さく手を振ると民間サイドの出口へと向かって行き、乗務員のような振る舞いで宙に浮くルィルも付いていった。

 とはいえルィルは日本で一番知られている異星人だ。兵士としてではなく警護から軽装をしているためヘルメットなどで顔は隠せず、写真を移動しながら取られて困惑したりしている。

 羽熊もイルフォルンではそうなるのだろうかと思いつつ、同情しながら政府サイドの出口へと向かった。


      *


「イルフォルン、ケンレーヤ国際空港より中継しております。ご覧いただけますように、現在ケンレーヤ国際空港に史上初の異星人を乗せた浮遊客船〝ひたち〟が到着しております。いま私たちがいますのは左舷方面でありまして、〝ひたち〟船体に中型浮遊艇が接舷しております。おそらくニホン人が乗り移っていると思われます」


 一人の女性レポーターは実況をする。

 首都指定浮遊都市イルフォルンやイルリハランだけでなく、全世界がこの日を注目していた。

 宇宙からではなく地上に国家ごと現れた異星国家ニホン。

 すでに幾度と転移したユーストルを離れて近隣の浮遊都市へと来ているが、政府から正当な許可を経て観光目的で来るのは初めてだ。

 さらにイルリハランの民間人が間近で見るのも今回が初めてであり、結果数万から十数万もの人が空港及び予定移動ルートに集まった。

 メディアも当然国内外から速報で報道しようと押しかけ、文字通り無数のカメラが一隻の赤い浮遊客船を捉えている。

 そのニホン人専用浮遊客船には左舷と右舷に百人は乗せられる浮遊艇が接舷していて、スモークによって中は見えないがニホン人が移っているのと推測する。


「あ、今ニホン国首相のササキゲンゴロウ氏が左舷前方出入口より姿を見せました!」


 中型浮遊艇とは別の入り口には数人が立てる程度の、『ゴンドラ』とニホン呼びの柵付きの乗り物が接舷し、その乗り物にササキ首相とその妻が乗って手を振る。


「フィリアとは全く違う星で生まれ、進化し、発展した異星国家の首脳が初めて首都イルフォルンに来ました!」


 異星人は全員地に着く人種であることは周知され、その姿は転移当初からありとあらゆる媒体で発信し、それは今も続いている。

 だから空に立つのではなく、地に着く人種に今更驚くことはないが、それを媒体越しではなく自分の目で直に見るのは初めてだ。

 転移当初は異星人の侵略として騒ぎたて、戦争も覚悟したものの今では隣人として出迎えようとしている。

 もちろん侵略が目的と主張する派閥は国内外問わずにいるが、少なくともササキ首相が姿を見せた時に沸き起こった声は、怒号や非難と言った物ではなく、歓声や喝采といった歓迎の物であった。


「お聞きになったように、集まった人々からはニホンの到着を歓迎しております。先日のアンケートでは懐疑的な考えを示しているのが三割ほどおりましたが、この場で聞こえるのは歓迎の声ばかりです。ゴンドラが移動を始めました」


 ササキ首相夫妻を乗せたゴンドラは遠隔操作だろうか、夫妻は手すりに掴まっているだけでゆっくりと〝ひたち〟から動き始めた。

 向かう先は百メートルほど離れた空港施設の屋上。

 そこには数人の警護官に守られたハウアー国王とミアラ王妃がいた。


「ニホン人は自力での浮遊が出来ないため、万が一落下することを避けるため空港屋上でササキ首相を出迎えるみたいです」


 レポーターは実況しつつそう説明をして視聴者に誤解を与えないようにする。

 フィリア社会で国賓など各国要人を迎える際、百メートルも移動させてあいさつをすることはしないのだ。必ず専用機から十数メートルの距離で挨拶をするのが習わしで、百メートルも移動させることはしない。

 それだけ移動して会うと言うことは会いたくない表れで最上級の無礼とされる。

 説明を加えなければイルリハラン側が無礼をしたと思われるため、そうした解説を各局は施したのだ。

 そんな見せない配慮をされているとは知らず、ササキ首相はハウアー国王と笑顔で力強く握手をした。


「いま、ハウアー国王とササキ首相が握手を交わしました。ミアラ王妃もササキ夫人と握手をしています」

 四人の関係は調印式を契機に少々特殊な仲となっており、その握手には様々な意味がある。

「握手をしながら何やら話をしているのが分かります。何を話しているのでしょうか」

 しかも両首脳の会話には通訳がいない。声が拾えないためどちらの言葉で話しているのかわからないが、特に不便なく会話が成立しているようだった。


 三十秒ほど握手と会話をしたところで手が離れ、ゴンドラは再び移動を始めると王専用浮遊艇へと近づいた。

 政府職員が浮遊艇の後部ドアを開け、ゴンドラは器用に浮遊艇にギリギリまで近づくとササキ首相夫妻は浮遊艇へと乗り込み、ゴンドラは離れてハウアー国王夫妻も乗り込んだ。


「これから両首脳を乗せた浮遊艇はイルフォルン内のイルリハラン伝統料理『タシュトローム』を提供するお店で昼食を取り、午後は王宮内で会談。夕食は晩餐会となる運びです。政府関係者はイルリハラン企業関係者と会合を行い、明日以降は関係省庁の視察と観光を行う予定です。民間人は六日掛けてイルフォルンを観光し、三日目夕方には障害物レース『ヴィッツ』の観戦を予定しております」


 王専用浮遊艇が移動するに合わせて〝ひたち〟両舷に接舷していた中型浮遊艇も動き出した。さらに警護浮遊艇も動き出して長い車列となって空港を後にする。


「本日より六日間、百人の異星人がここイルリハラン王国首都イルフォルンに滞在します。以上現場からでした」

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