中学1年生 〜安達秋入部〜
合宿翌日学校2時間目音楽室1-5
「今日からの音楽の授業は、合唱コンクールの準備を行います。なので、リストからどれを歌うのかを決めてもらいたいので、今から30分くらいCDを流すので、どれを歌いたいかを決めてください。今日の5時間目は合唱コンクールの役割決めで、実行委員と指揮者、伴奏者を決めてもらうのでそういうのになりたい人は、考えておいて下さい。」
そして、全ての曲を聞いた後、多数決が行われた。
「じゃあ、1曲目が第一志望で、2曲目が第二志望でいいですか?」
意義を唱える人はいない様だった。
5時間目1-5
そして、またこうなったのであった。
「俺が指揮者?」
「立候補者がいなくて、皆が起きてる中1人だけ熟睡。そして、だれも反論がない。山田以外に選べる人はいないだろ?まあ、伴奏者は安達さんだから、クラス会長と副会長で慣れてるから、問題はないでしょ?」
そして、安達さんはちゃっかりと伴奏者になっていた。
「じゃあ、水泳部入部の条件にこれ追加で。山Cさんいいですよね?」
「なら、断らないよ。先生!おれが指揮者やります!いや、やりたいです。」
「だから、「やりたいです。」じゃなくてやらなくちゃいけないなんだって…」
1-3
「めんどくさいな。校内合唱コンクールなんて。合唱コンクールなんか合唱部だけでやればいいのにな。」
「それを実行委員に言うか?」
「いいやん。俺と涼との仲じゃないか。」
「あっそ。」
放課後 武道場
水泳部は月水金は陸上トレーニング。火木土が水中トレーニングを行っている。部員は他の運動部と比べると多いので、毎週月水金は武道場を借りられている。というのも、武道の、柔道部、剣道部が3年ほど前に喧嘩をして廃部になったことが一番大きな要因だが、それはやた別の話。
「今日から入部します。安達 秋です。得意種目はBrです。よろしくお願いします。」
クラスでは目立って可愛いわけではなかったが、髪を後ろでまとめ、ポニーテールにまとめた姿は運動部女子らしい可愛らしさをまとっていた。
「四季…昨日の発言は事実か?」
「嘘だよ。冗談にきまってるだろ?俺は安達さんの水泳部入部を喜んでるけど、そう意味じゃあないよ。」
「でも、いいな。華ができたな。学校での練習はゴリばっかでつまらないと思ってたらこれだよ。やっぱり水泳は本当にいいよ」
「そこ、聞こえてる。あと、だれがゴリだって?私だって彼氏くらいいるわ!…と、秋さん?は、どれくらい泳げますか?それによってコースが変わるんですが…」
少しだけ…ほんの少しだけ飯田先輩がイライラしていたのが陽介には感じ取れた。
「暫く泳いでいないので、分からないですけど…多分山Cと同じくらいは泳げると思います。」
皆が一斉に四季を見た。
「私は山Cさんに誘われてこの部に来ました。1年間は全く泳いでいないので、そこらへんの責任は全て山Cさんに押し付けて下さい。」
そう言うと安達秋は四季に向かって、ニコリと笑顔を作り四季に手を振った。四季の顔は真っ赤に染まっていた。
「山田くん。そうなんですか?」
「そうです。僕が誘いました。僕の記憶が正しく、人違いでなければ、彼女は過去にJOで2連覇していたと思います。なので、今でも相当速いと思います。」
「なら、1.2コースの班で充分そうですね。じゃあ男子は黒板側、女子は反対側に分かれて体操ね。」
部活後
「四季いいなー。あれは将来美人になるぞ美人に」
「何故四季なんだ…俺の方がかっこいいのに」
「涼はそういうところがダメなんだと俺は思うよ。」
「俺もそれは思う。それに、安達秋については、俺に対する嫌がらせだろ。俺、女の子と喋るの苦手だし。しかも、これから先輩方から要らん嫌がらせやら嫉妬やらされるだろ。めんどくさい。」
「聞こえてるよーだ。」
四季がうんざりしていると安達秋が後ろに立っていた。
「これから、スクールで練習でしょ?見学させてよ。あと、合唱コンクールの曲の強弱今からさっさと決めよ?」
(ヤバイ。可愛い」
「聞こえてるけど、私はあなたに興味ないから。ただ、岡島くんどう?元気?」
「知らないよ。班も違うし住む世界も違う。あいつは、相変わらずうざいけどな。」
ははは…と四季が笑っているのを見て納得したように
「まだそんなこと言ってるんだ…だからあいつは速くならないし振られるのよ。」
「「「は?」」」
「私、小4の時に岡島に告られたのよ。振ったけど。小4で付き合うとか。とか思ったけど、それよりもあいつのそういうとこが私は嫌いだったのよ。まあ、そんなことどうでもいいから、行こ?」
そう言って安達秋はスタスタと歩いて行った。




