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陰陽桜花  作者: 暁月 未来
5/8

これが、始めの勝負です。

角知 右京は、町の巡回のために都の中を歩いていた。すると、前方から怒鳴り声がしたので歩く速度を早めた。


薫はとりあえず桜を地面におろした。

すると、桜は草加部の所へ歩いていくと彼の顔を引っ掻いた。

「痛ってな。何すんだ桜」

俺はその隙に草加部の背中を蹴り倒した。

「お前は、本当に学習しねえな。町中引きずりまわして二度歩けなくしてやるぞ」

「そんなの出来るわけな…」

俺の殺気を感じてか草加部は素直に謝った。

「お役人さん、すみませんでした。この馬鹿でアホでゴキブリ以下の奴が、意見なんて耳をかさなくていいですよ」

「そんな事言って立ち去ろうってんじゃねえだろうな」

「立ち去るに決まっているじゃないですか」

「なんだと、お前らが話し合いを止めたんだ

責任とってもらうぞ」

「話し合いね… 。何をすればいいんだい」

「ちょっと、やらない方がいいよ」

「そうだな、じゃあこいつらと同じ勝負、花札で勝負しようや」

「花札って…」

俺は思わず笑い出してしまった。

「何が可笑しい」

役人が俺に掴みかかろうとした時、背後から声が聞こえた。

「こんな場所で騒ぎを起こすな」

「なっ、右京様。すみませんでした。しかし、こいつらが勝負に口を挟んだのです」

「それは、こいつらの方が悪いな」

「だか、これ以上騒ぎを起こしてもらっても困るから僕が見届けよう」

「ありがとうございます」

「もう逃げようたって遅えぞ。外人やろう

勝負はこいこい、お前が負けたらその女とお前の隣にいるそいつ、そして100万両ほど貰おうか」

「別にいいけど、じゃあ俺が勝ったらそいつらとこいつの解放と逆に俺が100万両貰おうか」

「いいだろう」

俺が準備をまっていると草加部と女が話しているのが見えた。

俺もそちらに行くことにした。
















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