表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ




ある王国の王妃様に可愛らしい双子の子どもが生まれました。


兄にあたる王子のカイ、妹にあたる王女のアリア。


王妃様は長らく子どもを授からなかったので大変喜びました。


しかし、王様の表情は冴えません。


王妃様は、疑問に思い王様に尋ねました。


「あなた、何故そんなに浮かない顔をしているの?」

王様は哀しい顔で双子の頬に触れました。


「何故、双子なのだ……」


ぽつりと呟いた一言。


王妃様は、疑問に思うだけです。


「2人もいっきに生まれて嬉しいかぎりですわ。さらに男の子と女の子なんて!!」


王妃様は他国から嫁いで来たのでこの国の決まりをしりませんでした。


誰もが双子など生まれるはずがないと思っていたので何も言わなかったのです。

実際に王家に双子が生まれたのは100年も前のこと。


誰もが予測できない事態だったのです。


この国―マリアネス―にとって双子は禁忌です。


それは、この国の始まりにも遡ります。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ