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26話 えるふ・はんてぃんぐ

~魔王襲撃まであと9時間~


「どうした?何かあったのか?」


「いえ、少しお話でもと」


「確かにな…ゆっくり話すのは久々だな」


グリドールは二人の来客に茶を出し椅子に腰を掛ける


「ねぇ…グリドールさん、わたし…やっぱり少し不安だよ…」


「あぁ、俺もだ…でももっと不安になって恐怖に怯えてる人が大勢いる、だから戦うんだ。」


「グリドールさんらしいですね、あぁそうだ、ジャックさんは私が保護しているのでだい…」


「…グリドールさん、少し胸を診せてもらってもいいですか?」


ルナフェナは聴診器を取り出す


「ん?あぁ…」


「…」


「な、なんだよその渋い顔…心配になってくるんだけど…」


ルナフェナはヴァイラに聴診器を貸しグリドールの心音を聞かせる


「…!」


「え?お前まで?な、なに?俺の心臓どうなってんの…?」


「ちょっと…聞いてみてください」


グリドールは自身の心音を聞く…


「いやそんな…別に普通だとおもっ…!?」


「永遠なる国と命の繁栄を求めよ愛する者が一人でもいるのならあなたは救われるだろうしかしもし悪魔に耳を貸すのならばあなたは到達が出来ないだろう安心をしなさいわたしはあなたと共に居ます隣を見ればわたしがいついかなるときでも存在します眼前の敵に誑かされてはいけません血塗れの男を祓い滅しなさい敬虔なるあなたは天に召されることとなるでしょう祈りなさ…」


「うわっ!?なにこれ!?」


グリドールの胸の内から発せられた音は心音と似てもにつかず一度たりとも休まずに福音のような言葉を話していた


「グリドールさん…一体何を…」 


「俺でも分かんないよ!これほんとに何なの!?昨日までは普通にどくどく言ってたじゃん!」


グリドールが声を荒げていると更なる来客が執務室に訪れる…


「失礼します!二等兵のカルニです!グリドール大尉殿に便りをお届けに参りましたっ!」


「お、おう…ご苦労…」


「失礼しました!」


活発な兵から便りを受け取りグリドールはその内容を確認する…


「っこれは…」


「お前ら、上から指示が出るまで待機だ、俺は外出する…」


「えっ今からですか!?」


「緊急だ、すぐ戻る。」


手紙を握り締め顔つきを変えるグリドールを心配そうにヴァイラは見つめていた


「どうした?不安か?」


「うん…戻ってくるよね?」


「…あぁ、俺は約束を守る男だからな。」


「絶対だよ?ぜーったい帰ってきてね?」


「任せろよ、じゃあルナフェナ、頼んだぞ。」


グリドールは窓から身を乗り出し日が落ちかけている外へ繰り出す…


「ふっふっ…」


空気抵抗が発生するほど速く走るグリドールはとある場所に向かっていた


「グリドール特別臨時大尉です、戒厳令が出ています、通してください」


「えっあ、あっはい!どうぞ…」


グリドールは大尉の身分を証明し目的地に着く…


~カドロ公国、とある病院~


「来たぞ。」


「うわっ!?」


「何を驚いてんだ…走ってきたんだぞ」


「いやいやいや…手紙が届くのに1日掛かって返事が数十分で来たら驚くに決まってるだろ…」


病室で待っていたロアが驚くのも無理はなく通常の人間であれば皮膚が裂け小石が弾丸のようになる程の速度でグリドールはカドロ公国に向かっていた…その速度約時速200km。


「手紙の内容…詳しく聞かせてもらおう」


「率直に言うぞ、トリスが脱走、そして今おそらくマリアッチの所へ向かってる」


「…刀か?」


「あぁ、俺があいつの刀の居場所をマリアッチってバラした、すまねぇ…」


「分かった、俺が向かおう。」


魔王襲撃まで後6時間…グリドールは閑静となった病室を去りマリアッチの元へと向かう…


「お、おい!あいつがもし別の場所に行ってたらどうすんだよ!」


「いいや行ってないね、分かるんだよ、情報提供感謝するぜ。」


グリドールは笑みを浮かべまた窓から飛び出していく…













 




今回出てきた時速200kmというまぁあり得ない物、いったいどのくらい?説明します。


時速200km、まぁマッハ0.2ぐらいですね、このぐらいになるととてつもない空気抵抗が発生します


鼓膜は破れ空気がほぼ固体ぐらい固くなるので息が出来なくなったりします


そして無視できないのが摩擦熱、80°から100°程になるでしょう


肉体への負担もあります、加速減速方向転換、その全てに横方向のGが掛かります


仮定として摩擦を無視できたとしても骨折や筋肉の離れは無視できないでしょう


時速200kmで走ると大体一秒で50m程進みますね


人間の反応速度は0.2秒です、0.2秒だと11m程進むのでまぁまず障害物は避けれません


グリドールはどうやってこの多い課題を突破したのでしょうか


第一に肉体負担、これは元々の肉体強度に加え魔流を見ているので一番空気抵抗が掛からないルートを進んでいるので良しとしましょう


第二に摩擦熱と反応速度、熱についてですが彼は運動時200BPMというとてつもない速さで鼓動している設定なので体温が40°程になります、彼はちょっと熱いぐらいに感じているでしょう


反応速度はアルディスとの訓練により鍛えられ魔流もあるので0.002秒ぐらいとなっています、これは思考するより先に体が脊椎で動く感じとのことです


これにより時速200kmという法外な速度で走れた訳ですね。






無理がありますね



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