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19話 顕現せしイスカリオテ

「よし…いつでも向こうに戻れるぞ」


「お前ならやれると信じてたよ、ありがとう」


「んなっ…お、お前ずるいぞそういうの!」


「なーに乙女みたいな反応してんだよ、ほら行くぞ。」


ゲートを開けアルディスの元を離れるグリドール達、それを見送るアルディスはどこか寂しげな雰囲気を漂わせていた


「…数日間だったが楽しかったぜ!じゃあな!」


グリドールはゲートへ行き、その姿が消える


「アルさん、また来るよ…来れたら。」


「うん…」


「?どうしたんですアルさん…」


「魔王を、殺すんだよね君達は。」


俯き少し悲しげな声でスリーフを引き留めるアルディスをダンテは手出しせずただ見ていた


「出来るだけ、慈悲を持って殺してほしい、それだけ。」


「…分かったよ、じゃあ、またいつか。」


「最後に、これあげる。」


アルディスは自身の目を取り出しその眼球はスリーフの眼窩にぴったりとはまっていた


「うおっ…!?な、何これ?」


「知識の目、見ただけで相手の情報が大体分かったり心読んだり…」


「…うん、あんがとよアルさん!じゃあ!」


「あっ…まっ、まっ…て…」


ゲートは閉じ哀愁を感じる風がアルディスに吹く


「良かったんか、アルディー?」


「うん、彼はその責任を負えるし素質もある、だから預けた。」


「へぇ…我…もうかっこつけなくてええな、俺もうちょいここに居た方がええかな?」


「うん…」


グリドール達を見送るアルディスはまた自身の弟子もとい子供が魔王に殺されるのではないかと心配していた




~オーロライト王国、某所~


「ぁぁぁあああっぐ!いってぇ…」


天から一人のドワーフが降ってきていた


「あぁ?ここどこだ?」


そしてそのドワーフは迷子となっていた





~西側諸国、とある森~


「あんた、なんであんな奴に呼び出されてんのよ」


「いい質問だ病気の悪魔よ、それは私の行動理念にもとずぐふぇ!」


「いてて…まぁ俺痛覚無いけど、あれあんたら誰?」


アスモデウスとイスカリオテの決闘の場に燦然と現れたるは目が白く発光する人骨であった


「彼奴の病気も9割が治ったぞ…次はこちらの番だ…!」


「お、おいワープちゃんこれどうすんの?なんかやばくないこれ!?」


「そノ呼び方ヤメろ!リオハが来るまデ時間稼ギすル!」


一方魔王は疾患がほぼ治りワープ達に牙を向かんとしていた


「まずは三女の汝から殺してくれる…鍵座解放。」


「アぁ?」


鍵座解放、そう魔王が唱えるとワープの腹が捻れ切られる


「ワープちゃん!?ちょ、だいじょう…」


「だマレ!はなレろ!」


ワープは男を蹴飛ばし魔王の背後へと回らせる


「くくく…今汝に課したるは不可視の鍵…後数分で汝は捻れて死ぬだろう。」


「ご丁寧にどうもっ!」


魔王の頭を叩き注意を惹こうとするも無力、魔王は気にもせずただワープの苦しむ様を見ていた


「くっそ…!」


「まだいたのか虫、どけ。」


魔王は手を翳すと衝撃波が発生し男は木々を倒しながら吹っ飛んでいった


「うおおおおぉ…あれ?」


男は気が付くと砂漠に飛ばされておりワープにより助けられたことを瞬時に理解する


「っ早く戻らねぇと!でもここがどこか分かんないよ!ワープちゃん!」


「あれ?何か遠い方からすごい砂煙が…」


砂煙は近付き、それを起こしている者を男は目撃さる


「え?あ、あれ…グリ…」


「ちょ!お前どけ!急に止まれねっ…」


衝突、するはずが足を止めず男を抱き抱えている者は…


「うわぁ!?グリドールなんでここに…!?」


「うわ戻って初めて見た人間がお前かよ…俺にも事情があんだよ、で今どういう状況だ。」


「それが…」


グリドールが居ない間、何が起こったかを男は説明する


「俺が知ってるのはこれだけ、リオっちならまたなにか知ってるかもな、てかこれどこに向かってんだ?」


「…流れに沿ってる。」


「は、はぁ?流れってなによ?」


そうしてグリドールは金髪の男を担ぎ魔流に従い鳥よりも早く疾走する。


「まよっちゃった…」


耳を凹ませたマリアッチに気付かず…




















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