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4話 空間の悪魔

「なァーリオっち~…これ何処まで続くんだ?」


「君ほんとによく喋るね、まぁ確かにここまで広いとは私も思わなかったよ」


牢獄を抜けた後、大広間でリオハ達は立ち往生していた


「お?なんか女の子いんぜ、もしかしたら俺以外にもまだ生存者がいたのかァ?」


「何か…異様な物を感じる…君、気を付けてね」


「大丈夫だってきっと怯えてる女の子なだけだぜ?おーい!君大丈夫か!」


「ニンゲン…」


部屋の奥には少女がおり男が声を掛けるとその少女の首は捻れぎょろぎょろと眼球を動かしていた


「っ離れて!」


「やばっ…!」


少女の腕は伸び男を天井へと叩き付ける


「こイツはよわイ…おマエはどち?」


「今に分かるさ。」


その姿は少女と言うには余りにも禍々しく歪であった


「わたシワープてイウ…オまえ名前あル?」


「貴女が勝ったら教えてもいいよ」


「わかタ」


腕を触手のように伸ばしリオハへ攻撃するワープの顔は口が裂け目は崩れ落ちそうになっているという醜いものであった


「ラル・トーム・イトル。」


「なにシた?うごケナい…」


その襲い掛かる腕はその場に張り付くように静止しリオハはワープに歩みを進める


「宗教的に言えばマントラ…科学的には音波を活用した魔力音波変換魔法だよ。」


「あァアぁ…!わかラナいワカらない!むずカシイことイウな!」


ワープは暴れ周りの壁を抉りとる程の威力で四肢を動かしリオハへ猛攻する


「動きが単調だね、もっと修行をっ…!?」 


リオハは凄まじい身のこなしで飛んでくる四肢を避けるが床に穴が開き態勢が崩れる


「おマえ…言霊つカウ…なラ!」


「くっ!ぐるし…」


腕はリオハの首に巻きつき段々と締め付けが強くなっていく


「ノル・トーっぐ…!」


「ダマれだまレ!おマエは恵まレてるからシね!」


「関係ねぇ…よっ!」


天井に突き刺さった男がワープの頭上に落下し奇襲を仕掛ける


「ぎギ!」


「悪いリオっち!その首のきもいの直ぐ取るからね!」


男はとにかくワープの頭を殴打しリオハに巻きついた腕の注意を惹こうとする


「恵まれてるだ?俺は貴族の生まれだが今これだ!ふざけんじゃ…ねぇっ!」


「アぁがァ…じゃマすルナニンゲン…!」


ついに腕はリオハの元を離れ男を殺すために全速力で向かう


「やべっ次のこと考えてなかっ…」


「その為に私が居るの、サニ・トーム・イトル!」


「ぁ…」


ワープは動きを止め白目を剥く


「…?何したのリオっち…?」


「その人物の一番幸せだった頃の記憶を見せてるよ、この子はもっとも同じ短い記憶を繰り返してるようだね。」


「恵まれてる~とかなんかありそうだな…てかこいつ魔物か?人間に見えるが…」


「その子は悪魔だよ。」


声の出所は開いた天井の穴から響いていた


「よっリオハさんよ、大丈夫か?」


「グリドール!生きてたんだね、良かった…」


「グリっ…!?」


グリドールとアスモデウスは下に降りリオハに話を聞くことにした


「グリドール、その子は一体…悪魔ってどういうことだい?」


「魔物の上位互換みたいな物だよ、そして私はアスモデウス、病気と色欲を司る悪魔だよ」


「なんかよく分からんが着いてきたんだよこいつ…」


「その子はワープ、空間の悪魔だね。」


アスモデウスは悪魔についてざっくりとした説明をしてワープに話し掛ける


「おーい、起きて~?」


「んがっ!あ、アスモ…おハヨう…」


「おはよ~…ね、ベルゼブちゃん死んじゃったよ?今は人間の味方した方がいいと思うなぁ?」


「ベルが…!?わ、わかッた、味方、スる。」


「はいっ、もう敵意は無いから攻撃しないでね人間さん達?あ私も無いから。」


暴君のワープを言いくるめ敵意が無いことを提示するアスモデウスであった


「なぁリオハさん、どうやらここは魔物じゃなくて悪魔の巣窟らしい、トリス達が心配だ、探しにいこう」


「そうだね、ロア君も未だ行方知れずだし…ほら、行くよ」


リオハは人質の生き残りの男を引っ張り歩く


「あっお前!」


「ひぇ!ちょ、ちょっと待ってくれ俺あの後ここに閉じ込められてそれで…」


「それで…?」


「ごめん、謝って済む物じゃないけど、俺がバカだった。」


目を合わせない男にグリドールは冷たく言い渡す


「謝るのは俺じゃないだろ?」


「っ!」


「俺は気にしてねぇ、謝るなら俺のパーティメンバーに謝れよ、ほら立て行くぞ。」


グリドールは手を貸し歩き始める


「ただ、ちょっとでも前の素振りを見せたらマジで死ぬまでボコるからな。」


「は、はい…すみません…」


男を脅して。




























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