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29話 発展した科学は魔法と見分けがつかない

「これは基本的には魔王の作ったものと変わらない、だが一つ問題がある、莫大なエネルギーが必要ということだ、しかも開けれたとしても2秒ほどしか持続しない。」


「エネルギー…具体的にどれぐらい必要なんです?」


「そうだね…まぁ、あれぐらいかな。」


リオハは天に指を差す


「あれ?」


「まさか…」


「そう、大陽と同じぐらいのエネルギーが必要なんだ」


絶望的な必要エネルギーに皆が落胆している中、グリドールが口を開く


「いや、出来る、出来るぞ!思い付いた!」


「えぇ、一体何を思い付いたんですグリドールさん」


「気になるね、話してくれるかい?」


「大陽と同程度のエネルギー…つまり核融合のエネルギーをその目にぶちこめばいいんだ。」


「核融合?グリドール、それは一体どうやってやるんだ?」


グリドールは嬉々とした表情で皆の力を借りる必要があると話す。


「まずマリアッチ、お前には重水素とトリチウムという水素の同位体を生成してほしい、そしてそれをトリス、お前の刀で包む、やってくれるな?」


「君が何をしようとしてるか分からないけど…僕は方法思い付かないし従うよ」


「はいです、水素ですね。」


トリスは刀に圧力を掛け小さな穴の空いたカプセル状に刀身を変形させる


「これに彼女の生成したなんとか水素を注いで蓋をすればいいんだね?」


「ああそうだ、これが上手くいけば良いが…」


「うっ…ちょ、ちょっとあっち向いててくだざ…」


瞬間、マリアッチは又しても吐瀉物として生成物を吐き出し重水素とトリチウムをトリスの刀の中へ注ぐ


「ざ、ざぁ蓋を…」


「お前それ以外方法無いのか…?」


「これが一番変換効率がよ…けぷっ…」


手のひらサイズのカプセルとなったトリスの刀の中にはマリアッチの吐瀉物もとい燃料が入っていた


「よし、次はこれを目の内側にめり込ませて…」


エシュラの目は自身の内側へ入り込んだ異物に眼球を右往左往させる


「それで、最終工程だ、これにプラズマかイオンビームを打ち込む…だがプラズマビームは危険度が高い、誰か雷魔法を使える奴はいるか?」


「わだず…使えまず…でもちょっと待っててくだおうぇ…」


「丁度良い、電場を作ろう」


「電場?」


「ああ、雷魔法を使って大気をイオン化させる、その後電場を使ってそのイオンを加速させビームを作る、それをこいつに照射したら核融合が出来る…はずだ」


ぺちぺちと叩かれたエシュラの目は少し不服そうな表情を肉片を動かし作る


「うわ、これ意思あるのか?」


「あー…これ私の身体の一部を切り取った奴だから…」


「えぇ…まぁいい、電場を作るぞ、スリーフ、電極持ってるか?」


「お前俺をなんだと思って…まぁ持ってるが…」


スリーフは金属板と電源装置を取り出しエシュラの目に接続する


「これでいいか?」


「あぁ、ただ少し問題があってな…」


グリドールは問題点について話す


「なるほどな、ビームを集中させる為の磁場とこの燃料ペレットを密閉する真空チャンバーが必要と…」


「あぁ、スリーフお前お得意の五次元魔法とやらで出来ないのか?」


「お前なぁ…あれは万能だが全能じゃ…いや、磁場は出来ないが真空チャンバーなら…」


スリーフはどこからともなく取り出したノートに計算式を書きなぐり続ける


「これなら…いや危険性が…あ、悪いなグリドール、出来るぞ、チャンバーは俺に任せろ」


「分かった、後は磁場か…マリアッチ、液体ヘリウムとか出せるか?」


「ひ、人を何だと思ってるんです!あの水素同位体ですら放射線被曝の危険性があったのに液体ヘリウムなんて吐いたら死んじゃいます!」


頬を膨らませ怒るマリアッチを宥めグリドールは煮詰め悩む


「どうだい?いけそうかい?」


「やはり厳しいです、…」


「君の欲しているもの…それはこれじゃないかな?」


リオハはグリドールの耳元にとある淡い青色を放つ石を差し出す


「うわ冷たっ!?これなんだ、なんですか?」


「タメで良いよ、これはクライオティック、スリーフ君の洞窟でのみ採掘が出来る内部に液体ヘリウムを密閉した毛細管網が詰まっている特殊な鉱石だ」


「この近付くだけで物を凍結させる鉱石が必要じゃないかな?」


「すげぇ、やべぇ!これならいける!魔王城へ!」


グリドールは核融合への活路を見いだし興奮冷めやらぬ雰囲気で分隊に魔王城へ行く作戦を伝えに行く










この話はめっちゃガバいです。



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