27話 イカロス
「けほっげほっ…うぉえぇ…」
「全部出せたか?全くあれしか方法無かったのかよ…」
「しょうがな…おぇ…」
唐突として発生した旋風により超上空へ飛ばされたグリドール達は仮拠点から遠く離れた場所に着地していた
「んーにしてもロアさんは何処へいったのやら…」
「確かにな、あいつちゃんと輪になってたよな?取りあえず他の隊の状況も知りたいし通信機のある場所まで戻るぞ。」
「わがりました…い、いきましうぉえ…」
「お前はいつまでえずいんてんだよ、ほら肩貸してやるから、ゲロは掛けるなよ」
そうしてロアを探す及び他の分隊のことを知るためグリドール達は血に染まり赤くなった地面を歩き始めた
「うぅ…もうわたすお嫁にいけないです…人様の前であんなことを…」
「まーリオハだっけ?あいつも言ってたが人命優先、方法は…まぁ少し悪いがお前は皆を救ったんだ、誇っていい。」
「僕は方法を聞かないことにするよ…」
「それが得策だ…ん?おいあれ…」
歩くことおよそ20分、グリドール達は血を流し終わり色を失ったジャフの目を発見する
「…これ、多分もう使えないよな…」
「のようだね、魔力も感じないし」
先程まで人類に牙を向いていたはずの忌まわしき天の目は地面に堕ち屍となっていた
「おい!そこに誰かいるのか!?ここだ!助けてくれ!」
「巻き込まれた民間人か…?どこだ!お前の姿が見えん!」
「その声グリドールか!このデカブツの下だよ!早く大陽を拝めさせてくれぇ!」
グリドールがジャフの目をひっぺがして声の主は現れる
「おわ…あの時の骸骨さんです~」
「あー気持ち悪かった…あそこ妙に生暖かいんだよな…」
「うわ、スリーフ!何でここに…」
「うわとは何だグリドール!まぁいい、少し話したいことが沢山ある、聞いてくれ」
「僕らもだよスリーフ君、座ろうか。」
血に流されあれだけあった木々や花の数々が潰れた赤い野原を眺めながらスリーフは話し始める
「いいか、まずこっちの隊はほぼ壊滅だ、死者11名重傷者が…」
「は?」
聞き捨てならない言葉にグリドールは怒りの表情を見せながらスリーフに詰め掛かる
「お前、今何て言った。」
「死者11名、しかも死体はぐちゃぐちゃ、数えた俺に胃が無くて良かったよ、でなけりゃ5回は吐いてる」
「11人も…死んだのか…」
ここでグリドールは自覚する、これは昔話の鬼退治等の物ではなく、戦争だと。
「…悪い、話を続けてくれ」
「大丈夫ですかグリドールさん、顔色が…」
「大丈夫、だ、おそらく。」
旅をして初めての死者を確認しグリドールは震え軽いパニック状態になる。
「…スリーフ君、もうその話は止めて他のにしよう、ロアが何処にいったか分かるかい?あの大男のことだよ」
「それについてはお前らが飛ばされる前の話をする必要があるな」
俺はそもそも四次元の三次元断面…ま異空間で過ごしてたんだ、そこは普通俺やそこに現存魔物しか生物はいないはずだった。
だがとある奴が次元を割り俺の領域へと侵入した
それが後になって分かったがリオハだったんだ、リオハはお前らも食らったであろうあの言霊魔法で俺を動けなくして質問攻めを始めたんだ
この次元の裂け目は何~とかジャフの目について何か知ってる~とかまぁとにかく多くの質問をしてきた
次元については理解出来ないだろうから話さなかった、これについてはあまり怒られてないな、だがジャフの目についてはしつこく聞いてきた
事情を聞くとどうやらお前ら…もといグリドールと別れた後、魔王とやらが地上を支配してるんだと
まー俺も正義感が無い訳じゃない、昔はヒーローに憧れてたしな
んで協力することになってジャフの目について俺は全く知らなかったんだが研究するにつれ色々分かってきたんだ
あれは…こう…なんて言うんだろうな、もう俺が名付けるか、ワームホールなんだ
ある一点と一点を繋ぐ空間の歪み…まぁ説明するとだな…
ここに行きたいとする、でも「ここ」はとても遠いんだ、だから…こう、折り曲げるんだ、空間を紙みたいにな
それをワームホールとする、でもそれは現実には存在が難しい物だ、だから魔王は魔力で覆い耐久を上げた
それがジャフの目って訳だ、だが魔力で覆うとしてもワームホールは段々不安定になっていく。
それが崩壊した時、現実は崩れ異常現象が起きるんだ、空間の歪みの穴埋めをするみたいにな。
これ四次元じゃなくて五次元にしたほうが良かったと後悔してます、四次元って普通の空間なんですよね。
そもそも三次元っていうのは縦横高さじゃないですか
で他にも物理的方向あるかもってことで仮定で時間が追加されるんですよ
それが四次元なわけです、つまり我々の今生きている空間は認識できる範囲では三次元、数学的や仮定の話だと四次元なんですね
じゃあ五次元は何かっていうと諸説ありますが私は因果律、マルチバース、要は選ばなかった未来や世界線だと思うんですよ
これからのこの「自分の書きたいやつ」は次元について深掘り及び物語の展開をしていきたいんです
でも四次元だと矛盾…というよりガバポイントがあることになってしまいますね?
ということでこの話を皮切りに四次元を五次元にします、後書きを読まない人や急に変わった表現には困惑するでしょうがご了承ください
それではこの「自分の書きたいやつ」というタイトルに魅力のない作品を読んでくれてる少ない人達、いつもありがとうございます、それではまた作品をお楽しみください。




