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22話 視る世界断面

「ふぅ…これで100は倒したな、にしても何で此処こんな魔物がいるんだ?」


「あーそれはあれですよ、ここら辺の鉱石魔力が満ちてるんでそれで自然発生するんだと思います」


「まぁちょっと都合が良すぎる気がするっすけどね」


4次元魔法を習得した3人は魔物掃討に勤しんでいた


「よ、お前らお疲れさん、ほらこれ食いもんだ。」


「あぁありがとうスリーフ、今日は何だろうな?」


「この前のバカみたいに甘いスープは嫌っす…」


「私は好きですよあれ」


3人の前に出された食器の中には何も入っていなかった。


「え…これ何っすか」


「よく見ろ、四次元立方体型の…」


「芋…?」


何も味付けされていない芋を3人は渋々食べ、次のエリアへと向かっていった


「あれ、魔物がいないな…」


「ここには来てないはずですけど…」


3人が困惑していた時、奥の細道から淀んだ鼻をつんざくような魔力が流れ、トラウマめいた記憶が掘り起こされる。


(この魔力の感じ…!間違いないあいつに近しい何かだ!)


「絶対向こうに強い魔物いるじゃないですか!?嫌です行きたくないです!」


「そうはいってもルナさん、向こうはスリーフから行けって言われてる場所っす~」


喉を抑え身を屈めるルナフェナを引っ張り魔力の源へ進もうとする2人であった


「やばい気配びんびん感じるっす…!」


「あぁ、ここまで存在感のある魔物は初だ。」


3人の覗く先には甲冑を着ていて錆びた大剣を持つ魔物が佇んでいた


「あの魔物の奥に何か見えますよ、きっとお宝ですよ…!」


「さっさと倒してスリーフに報告しにいこう」


「はいっす!」


3人がすり足で魔物に近付くとただならぬ緊張感が漂っていたが、それを意に介さず勇気を持ち立ち向かおうとしていた


「…?」


魔物が物音に気付き、攻撃の構えを取っていた。


「やばいっす…!気付かれたっぽいっす…!」


魔物が大剣を振るうと、地面を文字通り抉り取りながら斬撃が3人の元へ殺意を持ち飛んできていた


「…!こいつは手強そうだ…ルナフェナ、大丈夫か?」


「ひっ、怖…でもやるしかないですよねここまで来ちゃったし…」


「その意気っす~じゃ近付くっすよ…」


3人が魔物の懐へ潜り込まんとしたその時、魔物の腰から短剣が出てグリドールを串刺しにした


「痛っでぇ!」


(こいつ接近戦はこの浮く短剣でやれるのか…!大剣だから安易に距離を詰めちまった!)


「グリさん次くるっす避けて!」


ジャックとルナフェナの2人は4次元魔法で間一髪避けたがグリドールに追撃が来ていた


(まずい!この短剣毒が塗ってあるな…動きが鈍る…)


「俺は気にするな!2人はそいつをやれ!」


「気を付けてくださいっすよ~?!」


大剣の溜めは遅いが強烈な攻撃を繰り出し、腰の短剣は毒で対象を弱らせる、彼の魔物の名前はデュラハンである。


(こいつ何でか分からんが馬に乗ってねぇ、今がチャンスだ!)


短剣を振り払い死角より攻撃を仕掛けようたした矢先、グリドールの背後より迫り来る影があった


「グリドールさん危ない!」


肉体交換魔法を使い、魔物とグリドールの位置を交換してグリドールを救出したルナフェナであった


「こいつは…馬!デュラハンの乗り馬、コシュタンバワーっす…!」


「何だジャック何か知ってるのか?」


「不死の魔法が掛けられてて魔力の核を突く以外に殺す方法が無いとんでも馬っす!」


「なんですかそれ!卑怯じゃないですか…」


「卑怯な技はこっちも持ってるだろ、よく4次元魔法で見ろ魔力の流れを。」


3人は戦いの最中周りの音が聞こえなくなる程集中し己が標的を倒さんとしていた


(呼吸をしっかりと保ち…世界を挟み相手の内側を視るイメージで…)


「見えたっす!こいつはあたしがやるっす!グリさんは治療を受けてっ!」


一足先に魔力核を視たジャックがバワーの相手を、デュラハンが馬に乗るのを阻止するグリドールとルナフェナで連携戦の火蓋が切って落とされた。















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