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目覚め

俺…間違えなく…超能力者だな。俺、この世界で無双出来んじゃね?

その日の放課後。自宅にて。僕は消しゴムに向かって念を送り続ける。

(動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!)

うるさいくらい祈ったが無理だった。何でだろう。うーむ。わかんない!

「息抜きに散歩でも行くか。」

部屋を出ようと襖に向かって行く。すると、

ガタンッ!

襖が勝手に開いた。あーなるほど。分かった気がする。多分コレ…無意識で行ってることにしか使用できない。消しゴムは最初はただ、拾うという意思しかなかった。だから超能力が使えたんだろう。めんどくさ!手から火出せないじゃん!ほら、あれだろ。超能力使おうとしても超能力を使うという意識を持ってたらダメなんだろ?無理じゃん。どうしよう。無双の夢が絶たれたんだけど。

「なーに?今の音。」

母さんだ。

「何でもないよ。」

何しようとしてたっけ?あぁそうだ。散歩だ。

「よし!襖!開け!」

「…」

ふすまが喋らないのは当たり前だけど、なんか嘲笑われてる気がする。

「ソンナコトナイヨ」

え?

この日僕は襖と喋った。

無自覚で発動する超能力。使いこなせる日は来るのか。第三話もよろしくお願いします!

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