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Try of liberty~自由への挑戦~  作者: 佐久間五十六
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海上自衛官長峰達夫と言う男

 さて、この自衛隊ジブチ基地を拠点とする護衛艦ミネフジ…。その艦長長峰英治一等海佐の息子である、長峰達夫三等海尉について少し紹介しておこう。広島県呉市出身長峰達夫は現在23歳。つい最近海上自衛隊の幹部候補生課程を修了したばかりの新米若手初級幹部自衛官である。

 防衛大学校出身の長峰は、海上自衛官になる為に生まれてきたと言っても良い人材である。長峰の実家の近くには、大日本帝国海軍の最大の軍港であり、海の防人の聖地でもある海上自衛隊呉基地(呉軍港)がある。

 何の疑問も無く海上自衛隊に入隊した長峰達夫にとって、日本の海を守ると言うその概念以外には他に何も持ち合わせていなかった。まだ、艦艇任務についてわずか数ヶ月。訓練の為に乗っていた幹部教育用の練習船とは訳が異なる。覚える事もあるし、何よりも年上年下を問わず多くの部下の命を預かっている。その責任感は並大抵のものでは勤まらない。

 だが、そんな純心な長峰達夫を一瞬にして邪悪の道に変えてしまう事が起きようとは…誰が想像しただろうか?海賊は軍事組織ではない。無論、何処かの国の正規軍兵士でもない。あくまでも、略奪行為を目的とした武装ゲリラと同じである。誰かが取り締まらねばならないのであるが、ジブチ、ソマリア、エチオピアと言った周辺諸国にはその様な海賊を取り締まる正規軍が存在しない。

 そこ出て来るのがフランス軍や海外の部隊なのである。地域の安定の為に武力を行使せねばならぬのは、致し方無い事である。

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