9話 「しろうささんと初体験」
ラックとメアが食べれる薬草を探している間のことだった。
くろうさ先輩から何故か長い棒みたいなものが俺のけつの穴に入った。
「な!!何すんだよ!!」
「いいじゃないか!減るもんじゃないし~」
腹立つ……。
「よし!!俺も!!」
「わああああああああああぁ」
この野郎!!
「孕めこのやろ!!」
俺も長い棒みたいなものが出た来た。
「はあはあ……」
「もう……。おうさのバカ……」
「黒うさパイセンもでしょ……」
「こんな、激しく襲うなんて……」
2人で争った後、身体が大きくなったことを感じる。
「ただいま!あれ?どうして身体が大きくなっているんだ?」
「すごい大きい~!!」
「あっ……」
ラック達は不思議そうに、俺達の身体を見ていたのだった。
翌朝———
「うっ……ふうう!!」
「わああ。卵だ~」
「おうさとくろうさお疲れ。たいへんだったな」
俺とくろうさ先輩の合わせて20個ぐらいの卵が出て来た。
「俺、もういやだ……」
「僕もだよ……」
ラック達は卵を5個ずつ籠に入れて、
籠の周りを布を覆った。
1週間後———
「見て!!ひびが……」
灰色のウサイムが出て来た。
「びゃあ!!ぴやああああああ!!」
「わあ!!かわいい!!」
「これ、俺達が産んだんだよな……?」
「ああ。そうだね」
「すごいな俺達……」
新しい命が次々と産まれた。
しかし―――
「そろそろ、子ども達を売るか……」
「えっ!!?いやだよ!!」
「……」
「俺達の生活では全部のウサイムは育てられないんだ!!」
「わああああああああああん!!いやだよ!!」
俺だっていやだよ……。
でも、優しい里親が見つかればいいな。
「ラック。子ども達、よろしくな」
「あ……ああ」
ラックは1匹だけ残して19匹のウサイムを売ることになった。
『じゃあね。パパ~。ママ~』
「達者でな~」
「元気でね」
わが子達よ元気で過ごせよ。