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ぷちっとミニうさゲーム  作者: 紅莉部 蒼也 (あかりべ そうや)
7/14

7話「しろうささんと再教育」

「リンゴ!!リンゴ要らんかね!!」

「……」


「ラック!!何やってんだ!!」

「わぁ!!おうさ!!」


果物屋で何か盗もうとした様子だった。

もしかして――――


「果物か何か盗もうとした?」

「!!?」


やっぱりな……。

そんなことしたら、ラックが捕まっちまう。


「何でそんなことがわかるんだよ……!!?」

「ラックもメアもしばらく薬草しか食べていないだろ?

そろそろまともなもの食べないと……」

「うるさい!!」

「ラック……」


こんな態度をとったら、ゲームの中の劣悪ラックに変わっちまう。

そうだ―――


「ラック!!仕事さがそう!!」

「でも……メアが……」

「メアは俺とくろうさ先輩が見張るから!!」


そういえば、ラックって学校行ってた年だよな?

いくつくらいだろ?


「ラック、お前いくつなんだ?」

「16だけど」


16歳か。高校生ぐらいなら、、バイトできるだろ。

20歳の大学生の俺が言うと情けないけど……。

これは”再教育”しかない!!


「よし!!そう決まれば!面接の練習だ!!」

「ちょっと!!おうさ!!」


試しに面接の練習をした。


「なぜこの仕事に興味あったのですか?」

「えっと……」

「今まで、頑張った体験はありますか……?」

「う~んそれは……」


これじゃ不採用になるな。

もうちょっとビシッと言わなくちゃ。


「なぜこの仕事に興味あったのですか?は、もう少し、職業に関する、職業研究が必要だ!!」

「う……うん」

「今まで、頑張った体験はありますか……?は、両親いないなか一生懸命、妹のお世話をしたとか言ったら、面接官に共感持たれるから言ってみたほうがいいぞ!!」

「わ……わかったよ」


それから面接の練習は続けた。

1週間後、ラックは武器屋で仕事することが決まった。



「ありがとう!!おうさのおかげだよ!!」

「「いやいや。そういえばここって、フルタイムなのか?

「いいや。18歳になるまでは夕方から夜までバイトでいいって」

「良かったな!!」


今のラックには学力も大事だから、そういう会社のほうがありがたいかもな。

本当に受かってよかったな。ラック。

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