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ぷちっとミニうさゲーム  作者: 紅莉部 蒼也 (あかりべ そうや)
12/14

12話 「しろうささんともち」

それは、俺の仮葬式から1週間後のできごとだった。


「カァ!!カァ!!」

「何!!?デコガラス!!?」


デコガラスと呼ばれた、カラスが、家の前に飛んでいた。


「きゃああああああああああああああああああ!!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオォ!!


本当に迷惑だぜ!!


「カァ!!カァ!!」

「とっと、出ていけ!!ペッ!!ペッ!!」


デコガラスは出て行ったが、

何か置いて行ったようだ。

小さい檻のようだが。


「なんだこれは?」


檻の中に桃色のウサイムが入っていた。


「た……助けてください……」

「たっ……大変!!?」


俺達はそのウサイムの檻を開けた。


「どういたんだ?お前?」

「助かりました~。ありがとうございました!」

「は……はぁ……」


俺達はどうして捕まってしまったか、

経緯を聞いた。


「私、オークに捕まってしまったのです~」

「オークだって!!?」


オークって、ゴブリンと同じくファンタジーに出る、

緑の肌を持つ野蛮人のことじゃないか!!?


「よく、オークにあるものを狙われて大変でした~」

「そ……そうなのか……」


そうなのか、こいつも大変だっただな。

そういえば、こいつの名前なんだっけ?


「お前、名前は?」

「私の名前は桃崎ももざきです~」

「桃崎だって!!?」


くろうさ先輩は慌てた顔になった。


「この声は!!もしかして、先輩!!?」

「な……なんだお前!!」

「私!!桃子よ!!」

「ええっ!!」


俺の知らない女がくろうさ先輩のこと知っているようだ。


「おまんこっちんこうし(こっちに来て)!!」

「やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


慌てた顔になったくろうさ先輩だった。


「だ……大丈夫か?くろうさ先輩?」

「もう……もう……いや……」


謎の方言で、よくわからないが、


「今日からお前はもちだ」

「ええ!どうして!!」

「もう二度と本名言うなよ!!」


まあ、くろうさ先輩の騒動はさておき、

何故、デコガラスに捕まっていたのか気になる……。



「私、金色の卵が産まれるみたいなの……」


「金色のたまご?」

「私のこと魔王に売ろうとしていたみたいで」


魔王か……。ラスボスとは違うのか?


「うえっ……産まれそう……」


肛門から金色の卵が現れた。

気持ち悪っ!!


「ふぅ~。痛かった」

「本当に金の卵だ!!」

「すげーな……こいつ」

「……」


翌朝。


「ねえ……。私の卵は?」

「ごめん~。さっき、売っちゃった!!」

「な……なんですって!!」


もちはショックだったみたいだが、

生活のためだ。こんな金のなる木があったら利用するチャンス無いからな。


しかも、金貨20枚もらえたし~。

金は高騰しているから助かった。


「なええええええええええええええええええ(どうして)!!」


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